WHAT MUSEUMが新たな書籍を発表
東京の品川区で活動するWHAT MUSEUM(ワットミュージアム)は、自身の建築倉庫から「模型でわかる建築構造のしくみ」という書籍を2025年7月11日(予定)に刊行します。この書籍は、歴史的な木造建築から未来の宇宙構造物に至るまで、さまざまな建築構造の魅力を紹介する内容となります。
本書は、2024年に開催された展覧会「感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -」を基に制作されており、木造建築の構造を模型を通じてわかりやすく解説しています。最大限の視覚的効果を得るために、現存する最古の木造建築「法隆寺 五重塔」や「東大寺 大仏殿」、さらには「大阪・関西万博 大屋根リング」といった話題の建築を取り上げ、そのディテールを確認することができる写真や図解、イラストも多数掲載されています。これにより、初心者でも建築構造の真髄を理解しやすくなっています。
書籍の主な特徴
本書には、30点以上の建築模型の撮影写真に加え、構造デザインに関する専門的な論考が収められています。また、著名な構造家による寄稿やインタビューもあり、彼らの視点から見た建築の骨組式な部分や設計の背景を知ることができます。これにより、単なる模型集を超え、深い理解を促す内容になっています。
特に、展覧会「感覚する構造」にインスピレーションを受けた各所の名言を抜粋して収録しており、建築の力強さや美しさについて考えさせられる一冊です。
発売記念イベントの開催
書籍の発売を祝して、WHAT MUSEUM内でトークイベントを行う予定です。建築の専門家を講師に招き、木造建築の新たな可能性や、住宅の構造設計に関する講演を行います。第1回目のイベントは2025年8月3日を予定しており、先着で事前申し込みが必要です。参加費には入場料も含まれており、建築倉庫への入館が可能です。
企画展示とワークショップ
また、書籍発売に合わせて、企画展示も行います。本書で紹介された模型や、特別に撮影された模型写真を展覧し、来館者が実際に体感できる機会を提供します。展示期間は2025年7月15日から9月28日まで、開館日は火曜日から日曜日で、月曜日が休館日となっています。建築構造をテーマにしたワークショップも行われる予定で、体験を通して学ぶ機会が提供されます。
WHAT MUSEUMについて
WHAT MUSEUMは、寺田倉庫株式会社が運営する文化的なアートスペースであり、さまざまなアート作品や建築模型を収蔵する場として、多くの人々に新しい視野を提供しています。現代のアートシーンと建築文化を交錯させることで、訪れる人々に深い体験をもたらすことを使命としています。建築倉庫という独特な空間で、未来の建築の可能性を感じずにはいられません。この貴重な書籍を通じて、皆さんも建築の魅力を新たに発見してみてはいかがでしょうか。使用言語は日本語で、書籍は144ページにわたる内容となり、定価は3,740円(税込)です。
購入は寺田倉庫が運営するオンラインショップまたは全国の書店で可能です。詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。