「embot」と「プログラミングゼミ」のコラボが実現
株式会社e-Craftが開発したロボットプログラミング教材「embot」と、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)が提供する小学生向けプログラミング学習アプリ「プログラミングゼミ」が、2023年9月2日よりそれぞれのアプリ内で初めてのコラボレーションを実施しました。この連携により、ユーザーはお互いのキャラクターを楽しむことができる新たな創作体験を提供されています。
コラボレーションの背景
e-CraftはDOCOMOの新規事業プログラムの一環として、ロボットプログラミング教材を開発しています。一方、DeNAは公立小学校向けに「プログラミングゼミ」を提供し、プログラミング教育の普及を目指しています。両社は、共通のターゲットである小学校低学年の子どもたちに向けて、プログラミングを通じた創作体験を提供することを目的として、今回のコラボレーションを実現しました。
embotの新機能
新たに公開された「embot」アプリでは、シミュレーター機能が強化され、ロボットを持たなくてもプログラミングスキルを磨くことができるようになりました。この機能により、ユーザーはembotのキャラクターだけでなく、「プログラミングゼミ」のキャラクター「そらもん」も操作することが可能です。「そらもん」はサーボモーターで手を動かし、ライトと連動した角の動きが特長です。
プログラミングゼミの新要素
一方、「プログラミングゼミ」では「embot」のキャラクターが追加され、ダンボール工作に基づくキャラクター6体と背景1種類、さらには11種類の効果音も取り入れられました。この機能を使うことで、子どもたちは好きなキャラクターを選び、自由にプログラミングしながらオリジナルの作品を制作する楽しさを体験できます。
コラボイベントの開催
さらに、コラボレーション発表に先立って8月3日には特別なコラボイベントが実施されました。参加者は両アプリを試すことができ、選択したアプリを用いて自由に創作体験を楽しむことができました。このような試みを通じて、両社は小学校低学年の子どもたちがプログラミングを楽しみながら学ぶ機会を提供していく考えです。
embotとは?
embotは、ダンボールと電子工作パーツを使ってロボットを作ることで、電子工作やものづくりの基礎を学ぶことができる教材です。専用アプリを使って簡単にプログラミングを行うことができ、子どもたちが自分で作り上げたロボットを動かすことが可能です。フローチャート形式でプログラムを組めるため、基礎的なスキルから高度なプログラミング技術を直感的に習得できる環境が整っています。
株式会社e-Craftについて
e-Craftは2021年に設立された新しい企業で、プログラミング教育サービスの開発を手掛けています。プログラミング教育の必修化を背景に、子どもたちが楽しく学べる環境を提供し、「作りたいものを作る」ことを実現することを目指しています。
DeNAの教育活動
DeNAは2014年からプログラミング教育を推進しており、小学生向けの「プログラミングゼミ」を通じて、全国の公立小学校でプログラミング教育を進めています。多くの子どもたちにプログラミングの楽しさを伝え、次世代の人材育成に貢献しています。
このように、e-CraftとDeNAの挑戦は、未来を担う子どもたちに様々な学びの体験を提供しています。