世田谷区初!都市公園内の保育園が誕生
世田谷区に、新たな保育の形として注目される『茶々そしがやこうえん保育園(仮称)』の着工が始まりました。この保育園は、東京都において荒川区に続き、国家戦略特区制度を活用した取り組みとして位置付けられ、22017年4月の開園が予定されています。都市公園法の制約が緩和され、これまで実現が難しかった都市公園内に保育園を建設することができるようになりました。
保育園設立の背景
茶々保育園グループは1979年、埼玉県入間市で設立された歴史があり、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、群馬県に計12の保育園を運営しています。世田谷区は23区の中でもっとも人口が多く、待機児童問題が深刻です。そのため、新しい保育施設が必要とされています。今回の保育園も、このような地域のニーズに応える形で、広大な敷地と自然環境の中で先進的な保育を実現することを目指しています。
保育理念と施設の特長
この保育園は、ただの保育施設ではなく、「オトナな保育園」をコンセプトとしています。代表的な理念として、「丁寧に寄り添い、一人の人間として尊重する」ことを掲げています。園舎のデザインとコンセプトには、教育者であり、厚生労働省のイクメンプロジェクトメンバーでもある『おちまさと氏』が関与している点が特徴的です。
創造力を育む環境
『茶々そしがやこうえん保育園』の特長は、クリエイティブルームを設置していることです。この部屋は、子どもたちの創造性を刺激し、柔軟な発想を促す環境として設計されます。保育士たちも独自の手法で、とても行動的であり、精神的にも子どもたちに寄り添うという理念を実践することができるでしょう。
基本情報
- - 名称: 茶々そしがやこうえん保育園(仮称)
- - 開設予定日: 2017年4月1日
- - 所在地: 東京都世田谷区上祖師谷3-10
- - 開所時間: 7時15分~20時15分
- - 定員: 80名
- - 施設規模: 鉄骨造2階建て、敷地面積950.10㎡、建築面積472.35㎡、延床面積752.88㎡
茶々保育園グループについて
茶々保育園グループは、社会福祉法人あすみ福祉会が運営しており、関東近県に12園を展開しています。地域社会との交流を深めるために「ちゃちゃカフェ」を設置し、保育士の地位向上を目指してオリジナルウェアや名刺制度などの導入を進めています。このような取り組みにより、保育業界に新たな風を吹き込んでいます。
今後の『茶々そしがやこうえん保育園』に期待が高まるところです。