受賞の栄光!「MT LIVING TABLE」の魅力
2024年4月、福岡市博多区に本社を置く株式会社リッツウェルが発表した「MT LIVING TABLE」が、イタリアの著名なデザイン賞「archiproducts DESIGN AWARD 2024」において、Furniture部門で受賞しました。この賞は、世界中から集まった800点以上の製品の中から選ばれたもので、オリジナリティや革新性が高く評価されました。
デザインの背景
「archiproducts DESIGN AWARDS」は、イタリアのデザインポータルサイト「archiproducts」が運営する年次デザイン賞です。審査は建築やデザイン界の著名人たちが務め、受賞作品はデザインの新しい可能性を示唆するものばかり。今回の受賞で、リッツウェルは7年連続の快挙を達成しました。
「MT LIVING TABLE」は、どのようにしてこの名誉を勝ち取ったのでしょうか。デザインを手掛けたのは、代表取締役兼クリエイティブディレクターの宮本晋作氏。彼は、このプロダクトにたくさんの思いを込めています。
无极材の温かみと洗練された造形
「MT LIVING TABLE」は、無垢材を用いた製品です。ウォールナットとナラの優れた品質が、なだらかな曲線を持つ天板に仕上げられ、手触りの良さが際立っています。その独特のサイズ感は、古来の日本文化を反映したもの。1尺(30cm)モジュールを取り入れることで、テーブルに抑制の効いた存在感を与えています。
テーブルの高さは210mmと330mmの2種類あり、「床座」のスタイルを取り入れています。リビングテーブルや新しいスタイルの床の間としても使用でき、機能性と美しさを兼ね備えたデザインに仕上がっています。
受賞の傍ら、進化を続けるリッツウェル
そのデザイン哲学も非常に明確です。無垢材本来の特徴を生かしながら、視覚的にも手触り的にも多様なニュアンスを演出します。リッツウェルは、家具だけでなく、生活全体において心地よさを提供したいという信念のもと、デザインを進化させ続けています。
宮本晋作のクリエイティブなキャリア
宮本氏は、国内外の家具メーカーでの経験を経て、リッツウェルに参加しました。彼の独特な視点や日本の伝統美を取り入れたデザインは、数々の国際的な賞を受賞しています。特に、2019年には「red dot design award」のプロダクト部門最優秀賞を受賞。彼の理念は、シンプルさの中に深い哲学を持たせることです。
「MT LIVING TABLE」がもたらす未来の空間
この新たなリビングテーブルは、ただの家具ではなく、生活空間に新しい価値をもたらす存在です。温かみある素材と洗練されたフォルムを持ちながら、毎日触れるものだからこそ心地よさが求められます。
様々な空間に適応する「MT LIVING TABLE」は、居間のコーディネートにおいて重要な役割を果たすことでしょう。今後もリッツウェルの新しいデザインに期待が寄せられています。受賞の背景には、ただのデザインがあるのではなく、作り手の思いと文化へのリスペクトが隠されているのです。これからの展開に目が離せません。