サッカーの新たな取り組みとして、楽天とヴィッセル神戸が手を組み、より持続可能な未来を目指したプロジェクトを発表しました。観客を対象とした新たな取り組み「ヴィッセル神戸循環型ショッパー」が、2025年9月23日(火・祝)にノエビアスタジアム神戸で行われる明治安田J1リーグ第31節「ヴィッセル神戸対東京ヴェルディ」の試合時に販売されます。このショッピングバッグは、グッズ購入時に不要となったプラスチック包装を収集・再生したもので、サステナビリティへ向けた強い意志を示しています。
「スポーツとともに、もっといい未来へ」というテーマのもと、このプロジェクトは「Green for Future」を推進する一環として位置付けられています。このプロジェクトのスタートは、2025年4月に行われた「Rakuten SUPER MATCH」の際に設置された回収ボックスから始まりました。ここでは、不要な包装プラスチック袋を回収する取り組みが実施され、以降、ヴィッセル神戸のホームスタジアムでも同様の取り組みが進められてきました。
リサイクルプラスチックから作られる「ヴィッセル神戸循環型ショッパー」には、サステナビリティを象徴するロゴとチームのエンブレムがデザインされています。これにより、サポーターは日々の買い物においても環境意識を持ちながら、ヴィッセル神戸への愛着を深めることができるでしょう。また、販売から得られる収益は、「ノエビアスタジアム神戸」の設備関連費用に充てられる予定です。
この取り組みは、ただの物品の販売に留まらず、サポーターたちと共に環境意識を高め、持続可能な未来を実現するためのアクションを促すものです。また、楽天とヴィッセル神戸はこれまでもスタジアム内でのごみ分別を促進する「Eco Station by Rakuten」の設置や、ごみ分別についての啓発活動などを行っており、資源循環に対する取り組みを強化しています。
さらに、特筆すべきは、リサイクルを行う際に採用されている「マスバランス方式」です。この手法は、持続可能な原料の使用量を管理するシステムで、環境負荷を軽減しつつ、高品質な製品を生み出すことを目指しています。この方式に基づく取り組みを通じて、トレーサビリティを確保した資源管理を行うことが出来ます。
2025年9月を目指し、両者はこの取り組みを推進し、サポーターと共にスポーツを通じたサステナビリティの実現に向けて、一歩一歩着実に進めていく考えです。これにより、未来の豊かなスポーツ環境を守るための新たな道を切り開くことになるでしょう。サポーターの皆さんも、この新たな挑戦に期待を寄せながら、試合の観戦を楽しみにしていてください。