世界将棋AI電竜戦レポート
2023-06-28 11:43:50

世界将棋AI電竜戦TSEC指定局面戦が開催!注目のAI棋士たちの戦いをレポート

世界将棋AI電竜戦TSEC指定局面戦:AI棋士たちの熱戦



2023年6月30日と7月1日、第4回世界将棋AI電竜戦TSEC指定局面戦が開催されました。本大会は、日本古来の伝統文化である将棋と、最先端技術である人工知能(AI)の融合を象徴するイベントとして、デジタル庁の後援も得て開催されました。

TSEC指定局面戦:AI棋士たちの知略が試される舞台

通常の将棋対局とは異なり、TSEC指定局面戦では、熟練棋士が興味を持つような局面や、伝統的な局面、将棋の可能性を探る局面など、あらかじめ決められた局面から対局が始まります。このため、AI棋士たちは既存の定跡にとらわれず、独自の戦略や戦術を駆使する必要があり、その知略が試される舞台となります。

個性豊かなAI棋士たちの競演

大会には、「やねうら王」や「VanillaWaffle」、「あやめ」など、個性豊かなAI棋士たちが多数エントリーしました。それぞれのAIは、開発者の工夫が凝縮されており、異なる個性と戦略で、熱戦を繰り広げました。2023年6月27日時点でのエントリー数は26にのぼり、最終的にはさらに多くのAIが参加したとみられます。

VTuberによる解説と配信

大会の様子は、インターネットを通じて無料配信されました。解説は、窪田義行七段と三枚堂達也七段という、将棋界を代表する棋士が務め、聞き手と配信はVTuberの真澤千星さんが担当しました。彼女の軽妙な語り口と、棋士たちの専門的な解説が相まって、視聴者にとって分かりやすく、そして魅力的な配信となりました。

将棋AIと人間の未来

本大会は、将棋AIの発展において大きな意味を持ちます。将棋AIは、人間とAIの関係性を考える上で、重要な先行事例と言えるでしょう。将棋AIの進化は、AI技術の進歩だけでなく、人間の知性や創造性を再考するきっかけにもなり得ます。

今後の展望

本大会は、AI電竜戦プロジェクトの活動の一環として開催されました。同プロジェクトは、将棋AIの発展を通して文化促進を目指しており、その活動は今後も継続される予定です。将棋AIのさらなる進化と、人間とAIの共存関係について、今後ますます注目が集まりそうです。

大会概要

大会名: 第4回世界将棋AI電竜戦TSEC指定局面戦
開催日: 2023年6月30日~7月1日
主催: 特定非営利活動法人AI電竜戦プロジェクト
後援: デジタル庁
配信: YouTube (公式チャンネルあり)
参加AI: やねうら王、VanillaWaffle、あやめ、TMOQ、ponkotsu、Hao、水匠、koron、Ari Shogi and フレンズ、Etude No.2、AobaZero、爆裂駒拾太郎、W@nderER、TOGi2、Daigorilla、Daigorilla合議、Ravukomazole、元気もりもりニンニクパワー、ねね将棋、十六式いろは煌、十六式いろは初、二番絞り、白ビール、ナイトバロン、きのあ将棋、Lightweightなど

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会社名
特定非営利活動法人AI電竜戦プロジェクト
住所
千葉県市川市八幡二丁目14番14号
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