新たなSAKEブランド製造サービス「My O-SAKE」
日本の伝統的な酒である日本酒は、近年海外での人気が急上昇しています。しかし、未だにその存在を知る人は限られており、ブランド毎の違いも理解されていないのが現状です。そんな中、株式会社語り路は「日本ブランドをグローバルブランドに」というビジョンのもと、海外のアルコール飲料バイヤーが簡単にSAKEブランドを構築できるOEM(相手先商標製造)サービス「My O-SAKE」をリリースしました。
このサービスは、日本酒を製造する酒造メーカー、資材会社、システム開発会社と連携したプロジェクトであり、先月シンガポールで開催された「Food Japan 2022」展示会において紹介されました。日本産の酒類の海外展開を推進する国税庁の支援を受けてのことでもあり、その期待が寄せられています。
My O-SAKEの特徴
1. テンプレート化されたOEMカスタマイズ
OEMサービスを利用する際、多くの企業が直面するのがカスタマイズに伴うコミュニケーションコストの高さや最低発注ロットのハードルです。語り路はOEMのパターンを三種類に分け、カスタマイズできるポイントを制限することで、酒造業者の負担を軽減します。これにより、低い最低発注ロットでの注文が可能となり、より多くの企業が利用しやすくなっています。
2. 「Momento」の提供
「Momento」は、ブランドと海外消費者の理解を深めるためのオンラインコミュニティツールです。ブランドオーナーは自身の製品の特性をアピールし、消費者からのフィードバックを受けることで、相互理解を促進できます。商品に貼られたQRコードを通して、消費者と繋がり、ブランドの魅力をより深く知ってもらうことが可能です。
この取り組みにより、製造者の想いや努力を消費者に直接伝えられ、バイヤーと蔵元の関係を対等に保ちつつ、新たなOEMブランドの構築が期待されます。
3. 高級酒市場への真贋判定機能
展示会においては、高級酒の真贋判定機能についての調査も行われます。凸版印刷株式会社と提携し、NFCタグを利用することで、偽造品の蔓延が問題となっている高級酒市場に新たな価値を提供する試みを行います。この機能を活用することで、消費者は安心して高級酒を楽しむことができます。
海外バイヤーへの広がり
日本酒の輸出が増える中で、語り路はブランドと海外消費者との相互理解不足が成長の障壁だと考えています。My O-SAKEは、海外のバイヤーにとって魅力的で理解されやすいブランドを開発する手助けをするサービスです。これにより、より多くの消費者が日本酒に親しむことができ、ブランド認知が広がることを狙っています。
お問い合わせ
日本酒OEM開発に興味のあるバイヤーや蔵元の方々、またMomentoの活用についてお知りになりたいブランドオーナーの方々は、ぜひ語り路にお問い合わせください。
会社概要
- - 会社名: 株式会社語り路
- - 所在地: 東京都足立区梅島3-33-6 EMBLEM西新井2-22
- - 代表者: 代表取締役CEO 島口直大
- - 設立: 2022年2月
公式サイト:
語り路
本サービスは、日本酒の普及と、ブランドの国際化を図る大きな一歩となります。