最新技術を見逃すな！第19回日本美容医療学会研究会の詳細報告

第19回日本美容医療学会研究会の開催報告

2025年7月25日、大阪市北区において「美容医療の最高峰を目指して」とのテーマで開催された第19回日本美容医療学会研究会。この会は、一般社団法人日本美容医療学会（JAPSA）によって組織され、美容医療業界のリーダーたちが集まりました。多岐にわたる専門分野から58名の医師が参加し、15のプレゼンテーションが行われました。

学会の目的と重要性

この学会の目的は、美容医療の分野における新しい技術や治療法を共有し、さらなる発展を促進することです。医療現場での革新が求められる中、最新の研究成果を発表する場としての役割は特に重要です。具体的な施術方法から難易度の高い手技まで、安全性を重視しつつ効率的なアプローチを学ぶことができました。

講師陣と講演内容

この度の学会には、業界のトップを行く講師陣が集結しました。代表理事でTCB東京中央美容外科の理事長である寺西宏王氏をはじめとして、さまざまな専門家が参加し、最新の技術や治療法について深く掘り下げた内容が展開されました。以下に、その中からいくつかの講演内容を紹介します。

一般演題1

- 松村圭祐（TCB東京中央美容外科）の発表による「UMEDAプロトコルによる選択的深度調整麻酔」の研究が、高評価を得ました。特にオフィスベースの施術における8,000件以上のデータが基盤となっています。
- 城野雄一（TCB東京中央美容外科）は、下眼瞼除皺術における副腎皮質ホルモン剤の局所注射を用いた術後外反予防について研究を発表しました。
- 梅田将志（TCB東京中央美容外科）はPRP水光注射による顔面若返り効果の定量的評価を行い、最新の画像解析システムを駆使したアプローチを明らかにしました。
- 山本展生（TCB東京中央美容外科）はシリンジ法脂肪吸引の吸引量の術前予測因子について興味深いデータを提示しました。

ランチョンセミナー

- 田村太一（TCB東京中央美容外科）による「スネコスの有効性評価」が話題を呼びました。

ビデオシンポジウム

- 宗像寿祥（TCB東京中央美容外科）が患者満足度を最大限に引き出すための埋没式重瞼術について深く掘り下げました。
- 富田秀鷹（TCB東京中央美容外科）はSMASフェイスリフトにおける最小限の剥離での最大効果を説明。
- 倉田研人（TCB東京中央美容外科）が下眼瞼修正手術のピットフォールを専門医の視点から解説しました。

一般演題2

また、大分大学の秋篠宏介氏は美容外科治療の合併症に対する治療経験について、様々な事例を交えて説明しました。同じく鈴木陽子氏が糸リフトの若返り効果に関して発表し、より多くの医師からの関心を集めました。加えて、中上勝一朗氏や三輪美咲氏もそれぞれ施術に関する数々の興味深い研究を発表しました。

次回の学会について

JAPSAは、次回11月14日(金)に「終わりなき探求心 -英知が導く、美容医療の未来-」というテーマで第2回日本美容医療学会学術総会を予定しています。これは、美容医療の技術が急速に進化している現代において、医療の最前線で活動する医師たちが新知見を得るための重要な機会です。参加申し込みは公式サイトから受付中です。