新型防塵防水センシングバー照明の登場
産業用センサメーカー、オプテックス・エフエー株式会社が2024年12月下旬に発売を予定しているのは、粉塵や水に強い「OPB-X-IPシリーズ」です。この新製品は、明るさを追求した高輝度センシングバー照明であり、主に製紙工場や食品工場など、過酷な環境でも安心して使用できるよう設計されています。
OPB-X-IPシリーズの特長
OPB-X-IPシリーズは、昨年1月から販売開始した「OPB-Xシリーズ」の新しいバージョン。特に、防塵・防水機能を強化しており、保護等級はIP67を達成しています。これにより、粉塵が舞う空間や水での洗浄が求められる工場環境でも問題なく使用できるようになっています。ラインアップには、30mmの幅を持つバー照明が、75mmから300mmまでの長さで展開される予定です。また、2025年春頃からは、幅15mmのサイズも展開予定です。
高機能の追加
このシリーズには、オプテックス・エフエー独自の「FALUX sensing +」という技術が採用されています。この技術により、照明の明るさや温度をモニタリングし、フィードバック制御を行うことが可能です。さらに、照明の個体識別機能まで備えているため、効率的な管理が実現できます。特に、従来の機種に比べ、約4.8倍の明るさを維持しながらも防塵・防水の特性を持つ点が注目されます。
ユーザビリティへの配慮
OPB-X-IPシリーズでは、拡散版や偏光板、透明カバーに加え、照明の延長ケーブルコネクタを保護する防水コネクタカバーもオプションとして用意されています。これによって、様々なニーズに応じたカスタマイズが可能となり、ユーザーにとって非常に使いやすい製品となっています。
価格と販売計画
幅30mmのサイズは85,200円(税別、赤色、長さ75mm)からのスタート。その一方で、幅15mmのサイズは44,400円(税別、赤色、長さ50mm)から販売予定です。年間の販売目標は2,000台と設定されており、食品、製紙、半導体などさまざまな産業向けに提供される見込みです。
展示会情報
新型センシングバー照明は、2024年12月4日から開催される国際画像機器展2024にも出展される予定です。業界内外で紹介されるこの機会に、多くの関係者から注目を集めることでしょう。
会社概要
オプテックス・エフエー株式会社は、京都市下京区に本社を構える産業用センサメーカーです。2002年設立以来、ファクトリーオートメーション用のセンサ関連機器を企画開発、製造、販売しており、信頼性の高い技術と製品で業界に貢献しています。代表取締役社長は湯口翼氏が務めています。