独自開発のAIを活用した新たな広告配信ソリューションが登場

新たな広告配信の未来が開かれる

デジタルマーケティングの進化が求められる中、SMN株式会社は新たな広告配信機能のアップデートを発表しました。この機能は、同社のDSP「Logicad」に組み込まれた「VALIS拡張」を活用し、特にSafariブラウザへの配信が可能になります。これにより、広告主は新規ユーザーの獲得が期待できる新しい機会が得られるでしょう。

「VALIS拡張」とは？

「VALIS拡張」は、SMNが独自に開発した人工知能“VALIS-Engine”による広告配信メニューです。従来の手法に比べ、特定のユーザーの行動データを深く解析し、コンバージョンの可能性が高いユーザー群を選定して、より効率的な配信を実現します。また、新規ユーザーに対しても効果的にリーチを行うことができ、広告効果の最大化に寄与します。

アップデートの背景

これまで、VALIS拡張は3rd Party Cookieに依存してユーザー情報を取得していましたが、Safariブラウザでのデータ取得は不可能でした。しかし、今回のアップデートによって、共通IDソリューション「IM-UID」を活用することで、Safari使用者の行動データをも取得可能になり、さらに幅広いユーザーへのリーチが実現します。この新たな技術は、特に国内のモバイルブラウザシェアの過半数を占めるSafariの利用者にとって大きな意味を持つでしょう。

効果の検証

テスト配信を通じて、IM-UIDを活用したセグメント配信がCPA（コンバージョン単価）において優れた結果を示したことが確認されています。さらに、広告配信の到達範囲においても、従来の手法に比べセグメント数を2倍にまで増加させることができました。この結果は、広告主にとって非常に魅力的なものとなります。

今後の展望

SMNは今後も広告配信のニーズに応えるべく、様々なサービスの提供を通じて企業のデジタルマーケティング支援に注力します。これにより、マーケティングの最適化を図ることが期待されており、企業とユーザーの両方にメリットをもたらすことでしょう。デジタルの進化に伴い、広告主が求めるターゲティング精度の向上やユーザーのプライバシーに配慮した配信方法も、さらなる進展が期待されています。

この機能のリリースは、デジタル広告市場において重要なマイルストーンとなるでしょう。SMNの取り組みにより、広告主が直面する課題を解決し、より効果的なマーケティング戦略の実現に貢献していくことが期待されます。