新たな商社「HOTEL SMOKE」の誕生
広島県府中市に、新しい地域商社「HOTEL SMOKE」が設立される運びとなりました。多様な業種での経験を積んだメンバーが集まり、地域の魅力を最大限に引き出す新しい試みをスタートさせます。彼らの目的は、商品開発やブランド力の向上、販路の拡大、さらにはEコマースの推進など、多岐にわたるビジネスを展開することです。
社名の由来
「HOTEL SMOKE」という名称には、いくつかの重要な意味が込められています。特に、ホテルが持つ多様性や交流の場としての役割に着目し、人々が集まり、時には食事を共にし、時には会議を行う場所についての意義が強調されています。また、本社が位置する広島県府中市は、かつてたばこ産業が栄えていた地でもあり、その歴史を尊重しながら、地域文化を大切にする姿勢が社名に反映されています。「SMOKE(煙)」は、地域内外に向けた発信の「狼煙」を意味し、各ステークホルダーとのつながりを大切にしつつ、世界に向けた新たな価値の創造を目指す姿勢が示されています。
事業アプローチ
「HOTEL SMOKE」では、土地に根づく自然、歴史、産業、そして人々の想いをしっかりと受け止め、未来に向かうための新しい視点でこれらを編集・発信し、広島県府中市から世界へ「狼煙」を上げます。全ての関係者に深い敬意を払い、良好な関係を築くことを重視し、地域産業の振興や多様な文化交流へと繋げることが、この企業のミッションです。
事業の3つのコンセプト
彼らの事業は以下の3つの概念に基づいて展開されます。
- - おこす:商品開発や文化の再発掘
- - いぶす:事業や体験の質向上
- - あげる:広報や販路拡大、地域外からの誘致
火を起こし、燻すことでより良い物や体験を生み出し、「狼煙」を上げることによって、広く地域の魅力を伝え、経済活動を活性化させることを目指します。
具体的な事業計画
新しい商社が手掛ける具体的な事業計画は以下のようになっています。
SETOUCHI FACTORY VIEW
地域のものづくり企業と連携し、オープンファクトリーイベントを通じて、地元魅力の再発見や人材の集積を狙います。
CRAFT TOUR
地域の工芸や伝統的なものづくりに触れるツアーを企画し、多くの人々がその魅力に引き込まれる体験を提供します。
TIMELESS FURNITURE
古民家に眠る家具を再生し、新たな価値を見出すことで、地域の産業を次世代につなげる事業です。
代表のメッセージ
代表取締役でクリエイティブディレクターの宮川洋一氏は、「この土地に根付く文化や歴史を未来の視点で再定義していきたい」と語ります。彼は、関わる方々と素晴らしい物語を共に創り上げ、広島からその輪を少しずつ広げていくことを楽しみにしているとのことです。
設立記念イベントの開催
最後に、設立を記念して、特別ゲストを招くイベントを企画しています。ゲストとして白水高広氏が参加し、地域共創の考え方についてのトピックで講演を行う予定です。このイベントは2024年12月19日に府中市で開催予定で、地域の関係者が集い、今後の取り組みについて議論を深める貴重な機会となるでしょう。興味のある方はぜひ参加をご検討ください。
「HOTEL SMOKE」は、広島から新しい風を起こすための第一歩を踏み出しました。これからの活動にぜひご注目ください。