クリエイティブの未来を切り開く、サイバーリンクとAMDの新たな提携
2024年12月16日、台湾の台北でサイバーリンクが発表したのは、同社の動画再生や編集ソフトがAMDのプロセッサ「Ryzen™ AI」にさらに最適化されるという嬉しいニュースです。これにより、サイバーリンクはAMDとの締結を一層強化し、AI技術を駆使した新たなクリエイティブ体験の提供へと進化を遂げることとなります。
サイバーリンクのAI技術への取り組み
サイバーリンクは以前から直感的で高度な編集機能を提供しており、AI技術の取り入れに力を注いできました。今回の最適化は、特に「PowerDirector」「PhotoDirector」「Promeo」の3つのソフトにおいて実施され、動画や写真の編集がどれだけ効率的になるか注目されます。具体的には、PowerDirectorではAIボディエフェクト機能によって人の動きをNPUで検出し、処理スピードの向上が期待されます。また、PhotoDirectorではGPUを活用して画像のアップスケールやノイズ除去、背景除去、手ぶれ補正などのAI処理が実現。Promeoについては、Ryzen AIのエッジコンピューティングを利用した機密性の高い生成AIソリューションが提供される予定です。
イベントでのデモ展示
2024年12月11日に開催されたAMD主催の「Advancing AI & HPC 2024 Japan」では、サイバーリンクが出展し、Ryzen AIに最適化されたソリューションのデモを行いました。このデモでは参加者が最新の技術を直接目の当たりにし、その高性能を体感できる機会となりました。具体的に何が実現され、どういった利用シーンがあるのか、多くの興味を引く内容であったと言われています。
業界リーダーとしてのサイバーリンクの姿勢
サイバーリンクは今後も最新の技術を活用して製品を進化させ、クリエイティブ業界のリーダーとしての地位を確立していく予定です。また、AMDとのさらなる革新を通じて、ユーザー体験を向上させ、従来の枠を超えたクリエイティブを促進します。
特に、Ryzen AIのGPUとNPUへの最適化は2025年2月からリリース予定となっており、今後の進展が非常に楽しみです。このような技術革新によって、動画や写真編集ソフトはますます進化し、より幅広いクリエイティブな表現が可能となるでしょう。
まとめ
サイバーリンクとAMDの提携は、ただの技術的な最適化を超え、クリエイティブ体験を根本から変える新たな一歩となります。AI技術の進化を受けて、動画や写真編集は今後どのように進化していくのか、その先駆けとなる今回の発表は注目です。クリエイティブな仕事を手掛ける全ての人々に、より良いツールと体験を提供することが期待されます。
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サイバーリンクについて
1996年に設立されたサイバーリンクは、デジタルマルチメディア分野での世界的リーダーとしての地位を築いてきました。コーデックを中心に多くの特許を保有しており、高技術ものをPCメーカーやグラフィックスカードメーカーに提供しています。今後も新しい技術革新に取り組み、業界をリードしていくことでしょう。