舞台『リア王』特集
2022-11-21 09:00:01
シェイクスピアの名作をスマホと共に楽しむ新たな試み
シェイクスピア名作の舞台で新たな挑戦
舞台『リア王~スマホ VS リア王~』が、栗田芳宏さんと木村龍之介さんの演出・出演により、近く上演されます。この舞台は、古典シェイクスピアの名作に現代的な視点を取り入れ、特にスマートフォンを用いた新しい観劇スタイルを提案しています。今回は、その特別対談をもとに、舞台制作の背景や魅力について詳しくお伝えします。
特別対談のなかでの印象
木村さんは、栗田さんの作品に触れた当時の感動を振り返り、栗田さんを北極星のような存在と表現しました。その後、自らの演出活動を経て再会し、今度は共に作品を創ることに非常に期待を寄せているとのことです。対する栗田さんは、木村さんのシェイクスピアへの深い研究を賞賛し、彼の演出スタイルについて刺激を受けていると語りました。
今回の『リア王』が伝えたいメッセージ
木村さんは『リア王』を通じて「人間そのものは猛毒にも良薬にもなる」とし、シェイクスピアの作品が持つ多面的なテーマに触れました。笑いや感動といった様々な感情を観客に提供することに期待を寄せています。一方、栗田さんはこの作品の人気の変遷を紹介しながら、若い観客に自身の問題とリンクさせて鑑賞してほしいと伝えています。
演劇と現代社会の接点
両者は、令和の時代にシェイクスピアを現代的にアレンジすることについても議論しました。木村さんは、スマートフォンをいじる当代の人々とリア王が重なり合う様子を描写し、観客に対する問いかけを意識した演出になると語りました。栗田さんは、言葉の重みとその多面的な力に着目し、演劇を通じてその重要性を再確認してほしいと期待を寄せています。
スマートフォンとの共存
新たな試みとして、この舞台では上演中に観客がスマートフォンを使用することが許可されます。木村さんは、これが観客と役者の新しい対決の場になることを目指しており、役者がスマートフォンを通じて観客とコミュニケーションを取りながら深い感情を表現することに意義があると話しました。栗田さんも、客席からの反響が演技にどのように影響を与えるかを楽しみにしています。
最後に期待すること
両者はこの舞台が観客の心を揺さぶる体験になるよう願っており、古典の新たな解釈や参加方法を通じて、観客に深いメッセージを届けることができると信じています。公演は、2022年11月23日から27日まで、シアター風姿花伝で上演されます。チケットは劇場や配信で購入可能です。
この舞台『リア王~スマホ VS リア王~』は、古典演劇に現代の要素を取り入れた新しい形の舞台です。シェイクスピア作品を通じて、観客に新たな視点を提供し、心に残る体験を与えてくれることでしょう。是非、このユニークな公演をお見逃しなく!
会社情報
- 会社名
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一般社団法人銀座舞台芸術祭
- 住所
- 東京都中央区銀座6-6-1銀座風月堂ビル5階
- 電話番号
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