就活会議とHR総研が発表した2027年新卒者の就職活動動向
2026年6月初旬、就活会議株式会社とHR総研が共同で行った「2027年卒学生の就職活動」に関するアンケート調査の結果が発表されました。近年の企業の新卒採用活動は早期化し、通年採用が進んでいる中で、27卒学生の就職活動はすでに2026年の時点で多くの学生が終了しているという事実が明らかになりました。これは、業界全体の流れを反映しています。
調査結果の概要
この調査では、346件の有効回答を元に、27卒学生が「就職活動」に対してどのような意識を持っているのかを探りました。主な結果を以下にまとめます。
- - 応募先企業の重視ポイント: 応募先企業を選ぶ際の重視ポイントとして「安定性」が51%に上昇し、続いて「休日・残業」が続く結果となりました。これは就職後の生活の安定を重視する傾向の現れと捉えられます。
- - 利用した就活サイト: もっとも多く利用された就活サイトは「就活会議」で、特に文系の学生においては2位にランクインしました。
- - 就職活動の第一志望の決定要因: 学生が第一志望に至るきっかけとして最も多かったのが「インターンシップ」であることがわかりました。実際の体験を通じて企業理解が深まり、志望度が高まる結果となっています。
- - 知らなかった企業との出会い: 半数以上の学生が「就職ナビ」を通じて新たな企業との出会いがあったと回答しました。決断の際に重要だった要素は、納得のいく情報開示であることが指摘されています。
- - 個別企業説明会への参加状況: 説明会に参加した学生の半数が「10社以上」に足を運んでおり、そのピークは学部3年生の6月に集中していることが明らかになりました。
- - 選考対策のタイミング: 学部3年生の春に選考対策を開始する学生が多く、面接の時期は年明けの1〜2月が最も多いという傾向がみられました。
- - 生成AIの活用状況: 調査対象の学生の95%は生成AIを利用しており、就職活動において標準的なツールとなっていることが示されました。特にエントリーシート(ES)のブラッシュアップに多くの学生が活用しています。
- - 内定状況: 内定を得られた学生の62%が「2社以上」の内定を取得しており、内定が最も多く出るのは広報解禁のあった3月であることがわかりました。
調査の意義
こうした調査結果は、企業にとっても学生にとっても今後の採用戦略や就職活動の指針に非常に重要です。特に安定性を重視する傾向が強まっていることから、企業は求職者に安心感を提供できる体制や情報開示が求められています。
就活会議は、先輩の選考体験やエントリーシートの情報を提供することで学生の就職活動をサポートしています。今後もこうした調査を通じて、学生と企業のマッチングをさらに促進していくことが期待されます。