ヘネシーとロエベが生み出す新たなアートの世界
2025年5月19日、フランスのコニャックブランド「ヘネシー」とスペインのラグジュアリーブランド「ロエベ」が、初のコラボレーションとして発表した数量限定商品、名付けて「ヘネシー パラディ×ロエベ」が登場します。このコラボレーションは、クラフト感とラグジュアリーさを融合させた作品を生み出すことを目的としており、栗のいがをモチーフにした特別なアートオブジェとなっています。
この独自のアプローチは、両ブランドがそれぞれの背景に持つ高度な職人技を投入し、遊び心も加わった大胆でモダンなデザインが特徴です。1820年代からの伝統を受け継いできたヘネシーのコニャック製造技術と、1846年創業のロエベが誇るスタイルが融合した瞬間です。
コニャックとファッションが作り出す独特の魅力
ヘネシーは1765年の創業以来、厳選された原酒、熟成、ブレンド技術を用いて卓越したコニャックを生み出してきました。「ヘネシー パラディ」という名前は、メゾンの特別なセラー「パラディ」に由来し、そのブレンドは約100本の貴重な原酒から作られています。これに対し、ロエベは革細工を基盤に美しさと技術を追求し、大胆なファッションと文化のアプローチを通じて、ブランドの世界観を築いてきました。
コラボ製品である「ヘネシー パラディ」は、700mlのボトルが手作業で仕上げられたレザーケースに収納され、共にデザインされたアクセサリーが付属します。このレザーケースは、栗のライフサイクルで変化する3つの色合いとなり、素材を通じて自然への敬意を表現しています。
高度な職人技によって生み出されるアートオブジェ
ロエベのアトリエでは、熟練した職人が10時間以上をかけて革のケースを手作業で制作しています。栗のいがをモチーフにした「NEST(巣)」ケースは、ボトルを保護するだけでなく、ヘネシーが大切にする資材を象徴するものでもあります。
また、ヘネシーのコニャックは、1774年に創業者リチャード・ヘネシーによって誕生され、その後のマスターブレンダー、モーリス・フィリューによって製品化されました。この二世代にわたる伝統が、今もなお高く評価されているのは、原酒の選定から場合によっては130年もの熟成を経て少量生産されたエリートコニャックだからです。
限定商品がもたらす特別な体験
今回のコラボレーションは、数量限定で販売され、特定の百貨店の和洋酒売場で入手可能です。希望小売価格は税別で416,000円、税込では457,600円となっています。この価格は、単に高級なアイテムであることを示すだけでなく、背後にあるクラフトマンシップと歴史をも値付けしています。
ヘネシーとロエベのコラボレーションによって、コニャックとファッションの枠を超えた新たなアートの世界が広がります。特別なアイテムを手にすることで、訪れることのないアート体験が皆様の元にも届けられることでしょう。
この豪華なコラボレーションを心から楽しみながら、ぜひご自身の五感で新しい体験をお楽しみください。