炭素削減へ向けた新たな取り組み
2023年、神奈川県茅ヶ崎市にて新たなEV普通充電器が公共施設に導入されました。株式会社ミライズエネチェンジが市と連携し、市民や訪問者がより快適に電気自動車(EV)を利用できるよう、この取り組みが進められています。今回は、茅ヶ崎市に設置された充電器の詳細やその意義についてご紹介します。
グリーン・インフラの拡充
ミライズエネチェンジは、今回は市公園野球場、市博物館、市立病院の3つの公共施設に合計10口の「EV充電エネチェンジ」を導入しました。この取り組みは、茅ヶ崎市が2019年に発表した「茅ヶ崎市・寒川町 気候非常事態宣言」に基づくもので、持続可能な交通環境の整備を目指しています。市民が頻繁に利用する公共施設に充電器を設置することで、EVの普及促進を図り、地域経済の活性化にもつながることが期待されています。
非常時のサポート体制
導入されたEV充電器は、災害時に無償で開放される予定です。これにより、非常用電源として地域の安全と安心を支える重要な役割を果たすことができます。このような取り組みは、地域の防災意識を高めるだけでなく、環境への配慮も同時に実現します。
設置施設概要
以下は、茅ヶ崎市に導入されたEV充電器の設置施設と口数となります。
住所: 神奈川県茅ヶ崎市中海岸3丁目3−11
充電器口数: 4
住所: 神奈川県茅ヶ崎市堤3786-1
充電器口数: 4
住所: 神奈川県茅ヶ崎市本村5丁目15−1
充電器口数: 2(2025年10月14日利用開始予定)
EV充電エネチェンジのサービス内容
今回導入された充電器は、主に「チャージ2」というモデルが用いられており、最大出力は6kWです。一般的な普通充電器が3kWであるのに対し、約2倍の速度で充電が可能です。また、充電には「EV充電エネチェンジアプリ」や充電カード、TOYOTA Wallet、ENEOS Charge Plusなどが利用でき、多様なペイメントオプションが提供されています。
さらに、このアプリは電源の空き状況を確認できるだけでなく、充電料金の確認や最適な充電計画の提案も行っており、ユーザーには非常に便利なサービスとなっています。月額2980円(税込)の定額プランにより、自宅に充電設備を持たないEV利用者にも大きな経済的メリットを提供します。
今後の展望
ミライズエネチェンジは、茅ヶ崎市との協力をさらに深め、地域におけるEV充電インフラの整備とその利便性向上を通じて、持続可能な社会の実現を目指します。今後の取り組みに期待が寄せられます。市民が安心してEVを利用できる環境が整うことで、茅ヶ崎市は一層魅力的な地域になることでしょう。私たちもこの取り組みを応援し、環境保護の意識を高めていきたいものです。