GaiXer、ISMAPによる安全性の保証が実現
株式会社FIXERが開発した生成AIサービス、GaiXer(ガイザー)は、2024年12月13日に政府のセキュリティ評価制度であるISMAP-LIUの特別措置サービスリストに登録されたことが発表されました。この登録は、行政機関における生成AIの安全な利用を促進する目的で行われています。
ISMAPとは、政府が求める高いセキュリティ基準を満たすクラウドサービスを評価し、登録する制度です。その中でもISMAP-LIUは、リスクの小さな業務や情報処理に特化したSaaSサービスを対象としており、特別措置サービスリストに登録されることで、リスクを管理しつつ安全な技術導入が可能になります。これにより、中央省庁や地方公共団体にとって、GaiXerをより安心して利用できるようになりました。
GaiXerの強みと導入実績
GaiXerは、複数の大規模言語モデル(LLM)を選択できる生成AIサービスです。Azure OpenAI Serviceを基盤にし、データ保護やアクセス制御機能を備えたセキュリティの高いサービスが特徴です。これまでにも、デジタル庁といった行政機関への導入実績があり、この実績がISMAP-LIUの登録へとつながりました。
新たにサービスを導入する際に、セキュリティ要件をクリアすることが求められるため、導入までの手間や時間がかかることが多いです。しかし、ISMAP-LIUに登録されることにより、一定のセキュリティ基準が保証され、より多くの行政機関や一般企業におけるGaiXerの導入が促進されることが期待されています。
日本マイクロソフトからのエンドースメント
今回の登録に際して、日本マイクロソフト株式会社からはGaiXerのISMAP-LIU特別措置サービスリスト登録を歓迎するメッセージが寄せられました。エンドースメントでは、マイクロソフトのAzureを利用することで、政府に求められる高いセキュリティ基準を構築でき、生成AIを安全に利用できるとのコメントがあります。これは、業界特化型の生成AIの迅速な導入を可能にするもので、今後も多くの行政機関や企業での活用が期待されています。
FIXERの今後の方針
将来的には、FIXERはAI技術と高度なセキュリティの両立を図り、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目指しています。GaiXerを通じて行政機関や企業の業務効率化、イノベーション創出を支援し、社会全体のデジタル化に貢献していく方針です。
ISMAP制度について
ISMAPは、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度であり、政府が求めるクラウドサービスのセキュリティ水準を確保するための仕組みです。政府機関は、この制度に基づいてセキュリティを保障されたサービスを選択し、導入することが求められます。この流れの中で、GaiXerの登録は非常に重要な意味を持つものとなっており、安心して利用できる環境が一層整っていくでしょう。
GaiXer公式サイトでは、詳細な機能や導入事例が紹介されており、興味を持った方はぜひ訪問してみることをお勧めします。公式サイトへのリンクは
こちら。