次世代リーダー育成
2025-06-05 13:28:30

ローンディール、NPO向けに初の次世代リーダープログラム提供開始

株式会社ローンディールが非営利セクター向けの新プログラムをスタート



株式会社ローンディールは、特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールの若手責任者を対象に、次世代リーダー育成プログラムを2025年4月に開始します。このプログラムは、思想力を高めるためのトレーニングや、実務におけるメンターによる伴走支援を通じて、将来のリーダーを育成することを目的としています。

NPOセクターの人材育成の課題



日本において、現在のNPO(非営利活動法人)セクターでは、人材育成に対するリソースが不足しており、それが事業の拡大や組織の強化を妨げています。内閣府の全国調査によれば、約70%のNPOが「人材の確保や教育」を経営上の課題と捉えており、この傾向は10年にわたって変わっていません。特に、現場での経験を経てキャリアを築いてきた人々にとって、企業や行政との連携が求められる中で、事業開発のスキルや視座を習得する機会は限られています。

新たなプログラムは、アポロ財団からの支援を受け、特定非営利活動法人エティックが運営する「ソーシャルセクターマネジメント成長支援グラント」に採択されたことをきっかけに実現しました。このプログラムは、これまで大企業向けに提供してきたローンディールのノウハウを初めて非営利セクター向けにカスタマイズしたものです。

プログラムの内容と特徴



このプログラムでは、「現場の人材」から「事業開発を担う人材」への役割転換を支援することを目指しています。参加者は様々な立場や視点に触れることで、自身の視座を高め、思考や行動パターンの可視化を通じて自己変容を促す実践的なプロセスに取り組みます。

プログラムの概要


  • - 対象:放課後NPOアフタースクールに勤務する30代前後の若手責任者
  • - 目的:自治体支援や企業との協働を推進する際に必要な事業開発スキルや視座を育成し、組織の成長を支える中核人材を育てること
  • - 構成
- 前半3ヶ月(思考力トレーニング):毎週1回のセッションを実施(全12回)
- 後半3ヶ月(実務支援):自治体や企業との協働を実践しつつ、1対1のメンタリングを通じて実行力を強化。
- 定期的なフォローアップ研修も実施されます。

今回のプログラムでは、ベンチャー企業の戦略課題に対するオンラインでの思考力を鍛えるプログラム「outsight」を活用。異なる業界の経営者との実践的なディスカッションを通じて、NPOで必要な能力を磨く機会を提供します。

関係者の期待の声



放課後NPOアフタースクールの副代表である島村友紀氏は、次のように述べています。「私たちは子どもたちの未来のために活動していますが、自治体や企業との協業が不可欠です。このプログラムを通じて、若手スタッフが共通の言語と思考力を身につけ、プロジェクトをリードできることを期待しています。」

今後の展望



このプログラムは、教育や飲食、小売、運輸などの多くの現場型サービス業にも応用可能であり、他業界への展開も視野に入れています。ローンディールは、様々な組織の人材育成と組織力強化を通じて、社会全体に大きな影響を与える取り組みを進めていく考えです。


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会社情報

会社名
株式会社ローンディール
住所
東京都港区北青山3-6-23 青山ダイハンビル7F
電話番号
03-6427-1121

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