新入社員の早期定着と組織力向上を目指すPHONE APPLIの挑戦
株式会社PHONE APPLIは、毎年4月の新入社員入社シーズンに合わせて、効果的なオンボーディング施策を強化しています。この施策は、新入社員が企業文化や人間関係にスムーズに適応できる環境を提供することを目的としています。具体的には、新入社員と先輩社員の交流を促進する3つの主な機能を活用しています。これにより、新入社員の早期定着と組織全体の活力向上を目指しています。
オンボーディング施策の重要性
新年度の4月1日は新しいキャリアの始まりを象徴する大切な日です。しかし、新入社員が職場に馴染むまでのプロセスや、その際に感じる孤立感、コミュニケーション不足は、多くの企業が直面する共通の課題でもあります。新入社員自身が新しい人間関係や企業文化への適応に苦しむ中で、受け入れる側の上司や先輩社員も個々の異なる個性や強みを活かす指導が難しいと感じることが多いのです。
緊急性と重要性を考慮し、PHONE APPLIは自社のコミュニケーションプラットフォーム「PHONE APPLI PEOPLE」を活用してこれらの課題を解決する取り組みを進めています。
施策の具体的な内容
1. 自己開示
この機能により、新入社員と先輩社員の人柄や趣味、担当業務などを気軽に共有できます。新入社員は先輩のプロファイルを通じて相談相手を見つけやすくなり、コミュニケーションの障壁が下がります。そして、先輩社員も新入社員の個性を早期に把握することで、的確な指導が可能となります。この双方向の理解が深まることで、職場全体の心理的安全性も向上します。
2. 感謝の文化「ありがとう」
社内ツールを使用して「ありがとう」を贈りあう仕組みが導入されています。新入社員も先輩への感謝を簡単に表現できるようになり、チームの結束力やエンゲージメント向上につながっています。感謝の伝達が上下関係を超え、社員同士の絆を強めているのです。
3. 隣にいる人が誰か分かる機能
オフィス内の座席情報を可視化し、誰がどこにいるかをリアルタイムで知ることができるこの機能により、ちょっとした雑談や相談が促進され、社内コミュニケーションが活性化しています。
実際の取り組み
新入社員には入社日から各種コンテンツを活用する機会が提供されています。自己紹介カードの作成や「ありがとう」メッセージ交換のワークショップ、また、先輩社員全員の情報が閲覧できる環境も整えています。また、各新入社員にはひとり以上の先輩社員をメンターとして配置し、自己開示や感謝の機能が積極的に活用されるようにしています。
加えて、毎週行われる1on1ミーティングでは、新入社員が体調や仕事量を共有し、上司が部下の状態を把握しやすい仕組みになっています。こうした取り組みは、単なる業務上の関係を超えた信頼関係の構築にも寄与しています。
今後の展望
PHONE APPLIは、これらの施策を通じて、さらなる働き方の多様性に応じたコミュニケーション環境の整備に注力します。新卒社員はもちろん、様々なバックグラウンドを持つ社員ともシームレスに連携し、多様性を組織文化の強みにする方針です。これらの取り組みは、企業の競争力を上げる原動力となるでしょう。
会社概要
PHONE APPLIは、東京都港区に本社を置き、2008年に設立されました。主な業務内容は、コミュニケーションプラットフォームの開発・販売や、ウェルビーイング経営のコンサルティング等、多岐にわたっています。そして何より、同社の目指す「ウェルビーイング企業」の実現に向けて、日々新たな挑戦を続けています。