2026年3月17日、株式会社ダイセルが東京本社で行った「2025年度ダイセル高校生海外挑戦支援制度」の成果発表会。これは未来の研究者を育成するための支援制度として、海外の研究発表や短期留学を目指す中高生を対象としています。この取り組みは、次世代のイノベーションを担う人材の育成を目的としており、今年度から始まりました。
発表会では、採択された生徒たちがそれぞれの研究成果をプレゼンテーション形式で発表し、企業側の役員や研究・事業開発に関わる社員との意見交換が行われました。参加者たちの間では、活発な対話が展開され、異なる世代や立場の交流が促進されました。
ダイセルは、大学との包括連携協定を結び、中高生への研究支援を展開しており、企業講演や工場見学、テーマへの助成など様々な形で学生との接点を持つことに努めています。今回は、海外挑戦支援制度を通じて得られた経験に基づいて発表が行われ、次の挑戦につながるような意義深い場となりました。
具体的な採択テーマの一例には、「ダイラタント流体における分散質の粒度分布及び形状がレオロジー特性に与える影響」といった研究があり、これはワシントン大学の発表セッションで行われました。この研究を行ったのは兵庫県立神戸高等学校の間之川賢人さんです。
他にも、毛髪用ブリーチ剤のアルカリ臭の低減を目指した研究や、アブラムシの種間競争に関する研究など、多岐にわたるテーマが発表されました。これに参加した学生たちは、海外の大学での発表や国際大会において、日本を代表して挑戦するという貴重な経験を得ました。
ダイセルは今後も、こうした若者たちの挑戦を支援し、「愛せる未来」の実現に向けて、さらなる取り組みを行っていくことを掲げています。次世代の企業や社会を担う人材としての成長を手助けし、彼らと共に新たな価値を創造していくというビジョンに向けて、価値共創の活動を続ける所存です。学生たちの新たな挑戦を応援する姿勢が、今後の取り組みの中でも非常に重要な要素となるでしょう。
発表会終了後には、参加した社員たちと共に記念写真を撮るなど、コミュニケーションの場としての側面も強調されました。これにより、学生たちは自身の研究がどのように社会に役立つのかを具体的に考える機会が与えられ、未来の研究者としての自覚が深まったことでしょう。ダイセルの支援によって、一人ひとりの学生がさらなる成長を遂げることを期待しています。