介護業界の靴選びをサポートするチヨダの新たな取り組み
2023年2月、株式会社チヨダが東京ビッグサイトで開かれた日本最大級の介護業界向け展示会「CareTEX東京’25」に出展しました。この展示会は、介護に関連するさまざまな商品やサービスが集まり、業界の最新の動向を探る貴重な機会となっています。チヨダは、訪問販売サービス「HOME de SHOES」を通じて、福祉施設利用者の靴選びをサポートしています。
「HOME de SHOES」は、障害者支援施設や老人ホームなどで利用される訪問販売サービスです。靴のフィッティングを行い、利用者に特化した靴の提案を行っています。このサービスは2021年10月に始まり、様々な施設で導入されてきました。これまでに194以上の施設で利用され、利用者の快適な足元を実現するために貢献しています。
靴は日常生活において非常に重要なアイテムですが、特に福祉施設においては、適切な靴選びが直接的に利用者の生活の質に影響します。「HOME de SHOES」では、専門スタッフが直接訪問し、靴選びのサポートを行うことで、利用者の靴環境を改善し、施設スタッフの負担を軽減しています。こうした活動は、業界から高い評価を受けています。
この展示会でチヨダが注力したのは、手を使わずに立ったまま履くことができる「スパットシューズ」の展示です。この靴は、かかとの部分が靴ベラのような形状になっており、利用者が安全に足を入れることができる構造が特徴です。展示会では、この靴の特性が紹介され、来場者からの注目を集めました。特に、施設利用者が自立して靴を履けることの重要性が強調されています。
さらに、チヨダは経済産業省が主催する「オレンジイノベーション・プロジェクト」にも参加しています。このプロジェクトは、認知症の当事者と協力して新たな商品開発を進めるもので、来場者には企業の革新的な姿勢が伝わったことでしょう。また、商品開発においても利用者の意見を取り入れる姿勢が、業界の関心を引きました。
チヨダは今後も「HOME de SHOES」を通して全国の社会福祉施設との連携を強化し、施設利用者の生活を支えます。靴選びの重要性を訴え続けることで、多くの人々に快適な靴環境を提供し続ける方針です。
会社概要
株式会社チヨダは1948年に設立され、東京都杉並区に本社を置く企業です。靴や関連商品の企画・販売を行い、全国に885店舗を展開しています。代表取締役社長は町野雅俊氏で、従業員数は1,156名となっています。最新の業績は売上771億円を記録しており、業界内でも確固たる地位を保持しています。
詳しくは、
株式会社チヨダの公式サイトや、
スパットシューズのページをご覧ください。