VALT JAPANが初代優勝を飾ったピッチコンテスト
2025年3月28日、山陰合同銀行が開催した「ごうぎんスタートアップフェス 2025」のピッチコンテストにおいて、VALT JAPAN株式会社が初代の優勝企業として選ばれました。このイベントは、山陰地域におけるオープンイノベーションの促進を目的としたもので、約220社・350名が集まり、地域の企業やスタートアップ関係者とのネットワーキングを行う重要な場となりました。
ピッチコンテストの概要
「ごうぎんスタートアップフェス」は、山陰合同銀行が2023年9月から行っているスタートアップ支援施策の一環です。特に注目されたのがピッチコンテストで、地域との共創や課題解決に取り組むスタートアップが多数参加。コンテストには、国内の主要ベンチャーキャピタルが関与するスタートアップ25社が参加し、厳選された4社が決勝に進出しました。最終出場企業は、それぞれの事業の成長性や社会的インパクトを審査員にプレゼンテーションしました。
VALT JAPANのビジョン
VALT JAPANの代表取締役CEOである小野貴也氏は、会社のビジョンである「就労困難者の大活躍時代をつくる」という理念を掲げ、デジタル技術を活用した新たな雇用創出モデルの提案を行いました。彼は、デジタルに特化した就労継続支援事業所「デジタルイノベーションセンター(DIC)」の取り組みを紹介し、このモデルを全国に展開することで地方の人口減少などの社会課題の解決にも寄与したい旨を示しました。
地方創生に向けた取り組み
VALT JAPANは、DICを通じて都市部だけでなく地方の人材や資源を最大限に活かした持続可能な雇用モデルの開発にも意欲を見せています。これからは企業や自治体との連携を深め、日本各地での実装に取り組むことで、地方創生に貢献する姿勢を強調しています。
VALT JAPAN株式会社について
VALT JAPANは2014年に設立され、就労困難者専用のデジタルトランスフォーメーション(DX)プラットフォーム「NEXT HERO」を運営しています。このプラットフォームは、障害や難病を抱える方々がビジネス市場で活躍できる仕組みを提供することを目的としています。創業から約10年間、企業からの業務を受注し、就労困難者と企業のマッチングを行ってきた実績があります。
現在、全国47都道府県で12,000名以上の就労困難者とネットワークを築き、400種類以上、1,500件を超える業務を展開しています。VALT JAPANは、引き続き事業の拡大と地域貢献を目指し、各地での取り組みに力を入れていく考えです。
会社情報
- - 社名:VALT JAPAN株式会社
- - 所在地:東京都千代田区丸の内2-2-1
- - 設立:2014年8月1日
- - 資本金:1億円
- - 代表取締役:小野貴也
このように、VALT JAPANは地域社会の発展と新たな雇用創出に寄与する企業として、今後の動向が注目されます。