鉄ナビ検収AI導入
2025-11-13 10:24:43

鉄鋼業界に革命!EVERSTEELの鉄ナビ検収AIが共英製鋼に導入

EVERSTEELの鉄ナビ検収AI、共英製鋼での実運用を開始



株式会社EVERSTEEL(以下、EVERSTEEL)は、共英製鋼株式会社(以下、共英製鋼)の関東事業所にて、鉄ナビ検収AIという鉄スクラップのAI解析システムを導入し、実際の運用を8月から開始しました。このシステムは、鉄鋼業界における効率化や品質向上を目指す画期的な取り組みです。

導入の背景


共英製鋼は鉄スクラップを主な原材料とし、電炉で鉄を製造する企業です。鉄鋼業界は、製造過程において多くのCO2を排出しがちですが、共英製鋼では鉄スクラップをリサイクルすることで約70%の排出量を削減します。近年の気候変動や資源枯渇問題から循環経済の重要性が増す中、同社は「エシカルスチール」として、環境負荷の低減と資源循環の取り組みを進めています。

ただし、鉄スクラップには多様な部材が混在しており、不純物や爆発物の混入などの課題が存在します。従来は熟練作業員が目視で品質チェックを行っていたため、査定の公正性や安全性に疑問が持たれていました。この課題を解決するため、EVERSTEELの鉄ナビ検収AIが選ばれました。

現場の声と効果


鉄ナビ検収AIの導入は、当初のスケジュールから一ヶ月早く実施され、実運用がスタートしました。AIシステムは基幹システムと連携し、納入データを自動で受け取り、査定結果を素早くフィードバックする仕組みを構築しています。現場の検収員からは「等級判定精度が高く、査定時の参考にしている」という声や「査定結果の客観性が高まり、評価に信頼性が増した」という意見が寄せられています。

このように、鉄ナビ検収AIはただの業務効率化だけでなく、品質の向上と公正な査定を実現するための重要なツールとして機能しています。

今後の展望


共英製鋼ではすでに導入した大阪の枚方事業所に続き、関東事業所だけでなく、名古屋や山口といった他の事業所への導入も進んでいます。2025年度中には全社での検収業務の効率化を目指しています。

EVERSTEELは、今後も製鋼現場のフィードバックを活かしながら、AIの機能を向上させていきます。また、生成される検収データを他工程と連携させることで、製鋼全体のDXプラットフォームを構築することを目指しています。

EVERSTEELの代表的なコメント


EVERSTEELの代表取締役、田島圭二郎は「共英製鋼との連携により、鉄ナビ検収AIを実用化できることを嬉しく思っています。今後も業務の効率化と鉄鋼業界のDX化・脱炭素化に貢献していきます」と述べています。

会社情報


  • - 共英製鋼株式会社
所在地: 大阪市北区
設立: 1947年
ウェブサイト: 共英製鋼

  • - 株式会社EVERSTEEL
所在地: 東京都文京区
設立: 2021年
ウェブサイト: EVERSTEEL

この新しいAI技術の導入は、鉄鋼業界の未来を大きく変える可能性を秘めています。持続可能な製鋼を実現するための第一歩として、今後の動向が注目されます。


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会社情報

会社名
株式会社EVERSTEEL
住所
東京都文京区本郷7-3-1東京大学南研究棟アントレプレナーラボ202
電話番号

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