タックルベリー、eBayでの販売を開始
日本最大級の釣り具専門店である『タックルベリー』は、世界的なオンラインマーケットプレイスであるeBayに新たに出店しました。これにより、タックルベリーは海外への販路を拡大し、特に釣りが盛んな欧米市場をターゲットにした販売を強化します。
タックルベリーの強み
タックルベリーは、国内外で200以上の店舗を持つ中古・新品の釣り具専門店です。オンラインショップ「@ベリーネット」では、約13万点もの商品を取り扱う一大商業ネットワークを構築しています。また、釣り具専門のオークションサイト『TBオークション』を運営し、オリジナル商品の開発や管理釣場の運営など、多方面で事業を展開しています。
このたびのeBayへの出店は、新たな外国市場における釣り具の需要に応えるための重要なステップです。初めての販売アイテムとしては、中古のリールとロッドが選ばれ、今後は多様な商品をラインアップに加える予定です。
越境ECを支援する体制
今回の展開に際してタックルベリーは、越境ECの参入を支援するコンペニー、BeeCruise株式会社のサポートを受けています。この協力により、アカウントの設立から商品データの取り扱い、翻訳や海外配送の手続きなど、さまざまな面での支援が行われます。この多角的なアプローチのおかげで、タックルベリーは手間を最小限に抑えつつ、スムーズに海外販売を開始できる環境が整いました。
世界の釣りファンからの信頼
日本製の釣り具は、特有の精密な技術と高い耐久性、革新性により、多くの釣りファンから高い信頼を受けています。eBay内のスポーツ用品カテゴリーでも釣り具の人気は非常に高く、2023年から2024年にかけて市場は前年同期比で約1.2倍以上の成長を見せています。
その中でも特に人気が高いのはリールであり、2024年の売上の約7割を占め、また前年比で1.3倍の成長が記録されています。さらには、ベイト・ルアー・フライなどのカテゴリも急成長を遂げており、今後の市場拡大が期待されています。
ブランド力の重要性
この市場成長にはShimanoやDaiwaなどの著名なブランドが大きな役割を果たしていますが、中小の日本ブランドも品質の高さから注目を集めています。特に釣り愛好者から手頃な価格帯でのまとめ買いニーズも見られ、多様なニーズに応じた商品展開が求められています。タックルベリーは、その豊富な商品数によって、多様化が進む趣味嗜好への対応を果たしていくことが期待されます。
タックルベリーの未来
タックルベリーの今回のeBay出店が、ただの販売拡大にとどまらず、長年鍛えられてきたノウハウが国際市場にも通じる形で発展することを願っています。こうして、日本の釣り文化の魅力や釣り具の品質が、国境を越えて世界中の釣りファンに届き、さらなるブランド力の向上へとつながることが展望されます。今後のeBayでの活動にも大きな期待が寄せられるでしょう。
今後も、イーベイ・ジャパンは海外への販路拡大を果たしたいセラーたちの支援を強化していく方針です。これにより、タックルベリーの挑戦が新たな成功事例へと昇華されることを楽しみにしています。