山梨中央銀行の行員が参加した健康教程セミナーの成果に迫る

山梨中央銀行の健康教育セミナーが行われる

山梨県甲府市に位置する山梨中央銀行が、行員向けに実施した健康教育セミナーが話題を呼んでいます。このセミナーは、株式会社ファミワンの協力を得て行われ、特に「プレコンセプションケア」というテーマに焦点を当てました。2024年8月5日と6日に実施されたこのイベントには、入行3年目の行員が参加し、女性特有の健康課題について学ぶ機会となりました。

参加者の97%が満足を実感

セミナーは、ファミワンの不妊症看護認定看護師の西岡有可が講師を務めました。彼女は、月経やPMS（生理前症候群）など、女性が直面する健康問題に対する知識を提供し、参加者が「プレコンセプションケア」を深く理解できるよう工夫しました。セミナー終了後のアンケートでは、参加者の98.5%が「満足」「理解できた」と回答。これは、研修の内容が実際の業務にどのように役立つかを考える良いきっかけになったことを物語っています。

プレコンセプションケアの重要性

「プレコンセプションケア」とは、妊娠を希望する方のみならず、将来的な健康を考えたサポートのことを指します。西岡は、この課題をクイズやワークを通じてわかりやすく説明し、男女問わず全ての社員にとって重要な内容であることを強調しました。また、ライフデザインやキャリアとライフイベントの両立についても考える機会を設け、多くの参加者が自らの将来について考えるきっかけになったようです。

地域と企業の連携

このセミナーは、山梨県と包括連携協定を結ぶ住友生命保険相互会社が主催しました。山梨中央銀行は同協定を通じて地域貢献に取り組んでおり、今回のような健康教育の実施はその一環です。ファミワンは、地域住民への支援とともに、企業向けのヘルスケアサポートサービス「ファミワン」を展開しており、従業員が健康に過ごせる環境づくりを進めています。

妊活オンラインサポート事業

ファミワンは2023年より、山梨県が発表した「妊活等健康オンラインサポート事業」も展開しています。このサービスでは、妊活・不妊治療、性に関する問題、メンタルヘルスケアなど、多様なテーマの相談に対して無料で専門家が対応しています。地域の方々が自身の健康に対する知識を深め、生活の質を向上させる手助けを行っています。

組織全体の健康経営を推進

ファミワンのサービスは、企業の健康経営や女性の活躍推進を重視しています。専門家によるセミナーや研修を通じて従業員のリテラシーを向上させる一方で、オンライン健康相談を利用することで個々のサポートも提供。これにより、従業員が安心して相談できる環境が整えられています。心理的安全性の向上だけでなく、健康問題の早期発見を促進することで、企業全体の生産性向上にも寄与しています。

まとめ

このように、山梨中央銀行の行員に向けた健康教育セミナーは、大変な反響を呼びました。健康課題に対する理解を深めることで、将来のキャリアやライフプランを見つめ直すきっかけを提供したこのプログラムは、今後も期待がもたれます。地域貢献と従業員の健康を両立させる取り組みが、企業の持続可能な成長につながることでしょう。