千代田区のデッドスペースを生かしたイベントが開催!
東京都千代田区は、公共のデッドスペースを効率的に活用するための新たな取り組みを始めています。ポンドデザイン研究所と東京都立大学システムデザイン学部が協力し、地域課題の解決と環境に配慮した「ウォーカブルなまちづくり」にフォーカスしたイベントが行われることになりました。
アップサイクルとは?
アップサイクルは、使わなくなった物や廃材を新たなアイデアやデザインで価値の高い製品に生まれ変わらせるプロセスです。このプロジェクトでは、新型コロナウイルス対策のために設置されたパーティションを再利用し、子供たちの創造力を育むアート作品やおもちゃへと変換していきます。
すきまキッズラボ
イベント概要
最初のイベント『すきまキッズラボ』は、2025年11月30日(日)に千代田区のすきま道(岩本町1-14と東神田1-1の間)で開催されます。このイベントは、子供向けの屋外アクティビティとして、創造力と表現力を育むことを目的としています。参加費は無料で、馬喰横山駅からも徒歩6分とアクセスも良好です。
子どもたちは、道を大きなキャンバスに見立ててチョークでお絵描きしたり、パタパタおもちゃを作るワークショップに参加したりします。特にパタパタおもちゃ作りは、ハサミやカッターを使わずシールで簡単に作成できます。小さなお子様向けのスライドパズルもあり、誰でも楽しむことができる内容です。
Tokyo Upcycle
イベント概要
2つ目のイベント『Tokyo Upcycle』は、2025年12月13日(土)に有楽町で開催予定です。こちらでは、コロナの影響で役目を終えたパーティションを利用し、カバンの展示とまちづくりのアイデアを発信するワークショップが行われます。アクリル板を使ったアート制作を通じて、自分の理想的な街を想像するワークショップも設けられています。
参加費は無料で、日比谷駅からも徒歩1分と便利。参加者は、アクリル板に描かれたイラストを重ね合わせ、立体的なアートを創り出します。街の活性化を促すデザインへのアプローチが試みられており、参加者の自由な発想で未来のまちを描くことが期待されています。
地域を明るくする取り組み
これらのイベントは、千代田区の地域課題、例えば路上喫煙や不法投棄などに対する活性化策としても位置づけられています。少し薄暗く、人通りの少ないすきま道やガードパイプ空間を、明るい交流の場へと変貌させることを狙っています。
ポンドデザイン研究所と東京都立大学システムデザイン学部の協力のもと、これらのアップサイクルイベントは地域住民だけでなく、遠方から観光客を呼び込むきっかけにもなりそうです。定期的に行われるこのイベントは、デザインの力で街に新たな価値を与え、豊かな都市空間を創出することを目指しています。
参加方法と詳細
各イベントの詳細は、それぞれの公式Instagramアカウントで最新情報を確認可能です。子供から大人まで、その場で楽しむことができる斬新な体験を通じて、地域社会とのつながりを深め、地元に愛着をもつきっかけとなるでしょう。
ぜひこの機会に、千代田区のイベントに参加してみてはいかがでしょうか?あなたもアップサイクルの楽しさを体感し、地域課題にも触れる素晴らしい経験になることでしょう。