AIで請求業務の工数をゼロにする新サービス
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社(以下、パーソル)は、企業の請求業務における工数を「ゼロ」に近づけることを目指した新サービス「請求業務のゼロ化」を発表しました。このサービスは、AI技術を駆使して請求書の発行から受領、および実績の照合までを自動化し、業務の省力化を図るものです。
1. 請求業務の課題とは?
請求業務は月末や月初に集中しがちで、企業にとっては業務量が増え、スタッフの負担が重くなる時期です。このような業務の効率化を望む声が高まっていますが、自社で既存の管理ツールと顧客システムとの連携が難しい、契約毎に異なる要件に対応する必要があるなどの理由から効率化が進まないケースが多いのが実情です。
2. 新サービスの内容
「請求業務のゼロ化」は、請求業務に関連する一連の作業を自動化する、伴走型DXサービスです。請求書の発行や受領、契約内容と請求内容の照合、ワークフローの承認など、煩雑な業務をAI技術を活用して効率化します。このサービスは、自動化が難しい非定型作業や非構造データの処理にも対応することで、請求業務を全面的にサポートします。
3. 具体的な機能と成果
自動化機能の一部
- - 請求書の発行: 請求書の作成に必要なデータの解釈、求められる締切の算出、さらには後続処理の自動判断を実施。
- - 請求書の受領: 各請求元から異なる形式で送られる請求書を効率的に管理し、必要な関連システムと連携。
- - 契約内容と請求内容の照合: 具体的な契約内容と請求内容を自動で照合し、エラーを防ぎます。
工数削減の具体例
従来のプロセスでは、契約条件や請求書授受の各種要件が異なるために、手作業での対応が大量に発生していました。その結果、1案件毎に約76.3%の工数削減を実現し、業務の質も向上しました。
4. 今後の展望
「請求業務のゼロ化」の導入により、パーソルは今後も他の業務領域においても同様の自動化を推進し、さらなる業務の効率化を図ります。これにより、企業の競争力向上に寄与することを目指します。
5. まとめ
「請求業務のゼロ化」は、AIを活用して業務の負担を軽減し、効率化を図る新たなサービスです。このサービスの成果を通じて、企業はより高い生産性を得られる可能性があります。詳しくは、パーソルビジネスプロセスデザインの公式ホームページにてご確認ください。