セルブスジャパンがPACETEQと提携、モータースポーツの革新を目指す

セルブスジャパンがPACETEQ社と販売代理店契約を締結

株式会社セルブスジャパン（東京都新宿区）は、ドイツのPACETEQ GmbHと日本国内での販売代理店契約を結んだことを発表しました。この契約により、セルブスジャパンはPACETEQが提供する革新的なレース戦略ソフト「ONE TIMING」を含む様々なソフトウェアを、日本のモータースポーツチームに提供することになります。

PACETEQの技術とチームの強み

PACETEQ社は、50名以上のモータースポーツ技術者や計算機科学者、ソフトウェア開発者が集まり、最先端のレース支援ソフトウェアを開発しています。そのソフトウェアの大きな特長は、タイミングデータやテレメトリ、無線通信、車両制御などの複数のデータソースを統合して、戦略判断の支援や運用の最適化、さらにチーム内の連携を強化する「ワンストップ・プラットフォーム」を提供する点です。

主要製品の概要

- ONE TIMING: レース中のギャップチャート表示、ラップタイムやセクタータイムの分析、自動レポート生成機能などを備え、すでに欧州市場で成功を収めています。日本ではSuper FormulaやSuper GTへの対応も進行中です。

- ONE RACEHUB: チームの運用やワークフローを統合管理するためのプラットフォーム。耐久レースでの燃料戦略やタイヤ摩耗管理など、長時間レースでの効果的な支援が特徴です。

- TRANSCRIBBLE: レース中のエンジニアとドライバー間の無線通信をリアルタイムで文字起こしし、タイムスタンプ付きでの検索・エクスポートが可能なシステムで、情報共有の迅速化に寄与します。

今後の計画と期待

セルブスジャパンは、この提携をもとにPACETEQ製品を日本市場に迅速に導入し、国内チームの技術力と国際競争力の向上に貢献していきます。また、Super FormulaやSuper GTなど具体的なレース現場のニーズに応じたサポート体制を構築し、日本独特のモータースポーツ環境に適したソリューションを提案する方針です。

企業情報

- セルブスジャパン

- 所在地: 東京都新宿区
- 代表取締役: 池田和広
- 事業内容: モータースポーツ関連事業、レースエンジニアリング、テクノロジーソリューションの提供
- 公式サイト: セルブスジャパン公式サイト

- PACETEQ GmbH

- 所在地: ドイツLeinefelde-Worbis
- CEO: Alexander Bodo
- 事業内容: モータースポーツ向け戦略・分析ソフトウェアの開発・提供
- 公式サイト: PACETEQ公式サイト

代表者のコメント

セルブスジャパン代表取締役の池田和広氏は、「PACETEQ社との国内販売代理店契約の締結を大変嬉しく思っています。これにより、日本のモータースポーツ市場に革新的なデータ活用ソリューションを提供し、チームの戦略立案や運用の最適化を支援して参ります」と語っています。
一方、PACETEQのAlexander Bodo氏も「この提携によって、PACETEQのテクノロジーを日本で使用できることが非常に嬉しい。日本のモータースポーツは、技術的卓越性を重視しており、当社の理念と一致します」と期待を寄せています。