株式会社竹書房は、全世界で2000万部以上を売り上げたベストセラー小説、シグマフォースシリーズの最新作「ラッフルズの秘録上・下」を2024年9月18日に発売します。この作品は、アメリカの作家ジェームズ・ロリンズによる著作で、全米で2023年8月に発表された「TIDES OF FIRE」の翻訳版です。
シグマフォースシリーズは、2005年から続く物語で、日本でも2007年に書籍版が発売され、2012年からは文庫版も登場し、現在では16作目となります。このシリーズは、米国国防総省のDARPAが管轄する精鋭部隊シグマフォースの活躍を描いており、彼らは知能と肉体に優れた「殺す訓練を受けた科学者」として知られています。シグマフォースのメンバーは、物理学や考古学、生理学など様々な専門教育を受けており、奇妙な事件に対処するための優れた知識と技能を併せ持っています。
最新作「ラッフルズの秘録」では、深海調査として行われる「タイタンプロジェクト」に参加する海洋生物学者フィービー・リードが、新種と思われる巨大サンゴを発見するところから物語がスタートします。しかし、プロジェクトは頻発する地震の影響を受けており、フィービーと彼女のチームはさらなる危険に直面します。一方、シグマフォースのグレイ・ピアース隊長たちは、中国の原子力潜水艦の行方不明事件に関与し、地震の震源地であるトンガ海溝付近での調査を進めています。それに伴い、物語は歴史、謎、そして科学が交錯するスリリングな展開を見せます。
著者のジェームズ・ロリンズは、獣医のバックグラウンドを持ちながら、1990年代後半から作家活動を開始し、シグマフォースシリーズを確立しました。彼は、全体的なストーリー構成において歴史的事実を基に最新の科学研究を巧みに織り込み、アクションシーンも精緻に描写する作家として高い評価を受けています。また、「シグマフォース」シリーズの派生作品として、兵士と犬の冒険を描いた「タッカー&ケイン・シリーズ」も展開しています。
「ラッフルズの秘録」の文庫版は、上巻440ページ、下巻360ページというボリュームで、価格はそれぞれ本体1,100円(税込1,210円)および本体1,000円(税込1,100円)となります。発売日を前に、シグマフォースの新たな冒険に期待が高まります。興味のある方は、ぜひシリーズ特設サイトを訪れて、過去の作品もチェックしてください。これからも、科学と歴史に駆動されたスリリングな物語を楽しみにしましょう。