クオリカとWiXtar社の資本提携について
クオリカ株式会社は、台湾のWiXtar Corporationとの資本参加および業務提携を発表しました。この提携により、両社は台湾、香港、ASEAN地域における外食産業向けのITソリューション提供を共同で行い、日系外食企業の海外進出を支援します。
提携の背景
ASEAN諸国の経済発展に伴い、日系外食企業の進出が進んでいます。しかし、現地企業が提供する外食店舗管理ソリューションは、食材管理や勤怠管理などのニーズに十分に応えられていないことが課題となっています。そこでクオリカは、これまでの700店舗以上での業務支援サービスの導入実績とWiXtar社のプラットフォームを連携させることで、外食産業の課題解決を目的とした業務提携を進めることにしました。
提携契約の概要
2024年11月29日に資本提携契約を、2025年1月7日には業務提携契約を締結します。クオリカが提供する外食産業向け店舗管理システム「TastyQube Growth」は、日々の売上管理から食材管理、従業員の勤怠管理まで広範囲にカバーしており、業態を問わず利用可能です。このシステムは、国内外の150社、20,000店舗以上に導入されています。
WiXtar社が提供するSaaSサービスプラットフォーム「LaaS(LaFresh as a Service)」は、台湾、香港、ASEAN地域の店舗およびPOSソリューションと標準連携が可能です。これにより、複数国の本部で一元管理ができ、経営の効率化を図ることができます。両社の強みを組み合わせ、日系外食企業のグローバルシステムの統一化を支援すると共に、現地企業に対しても店舗在庫の最適化を実現します。
クオリカの「TastyQube Growth」
「TastyQube Growth」は、居酒屋やファストフード店など、様々な業態で使用できる外食専門の店舗管理システムです。後会計や前会計に対応したPOSシステム、本部システムを通じて、飲食店の経営に必要な業務を包含しています。実績としては、日本国内外で多くの店舗に導入支援を行ってきました。
WiXtar Corporationについて
WiXtarは台湾台南に本社を構えており、Partner Techグループの一員でもあります。リテール分野を中心に、外食チェーン向けのデータプラットフォーム「LaaS」を提供し、店舗の業務効率化を支援しています。これはオープンで持続可能なSaaSサービスとして、多くの企業に利用されています。
今後の展開
この資本提携および業務提携により、クオリカは台湾およびASEAN地域での業務を拡大させることを目指しています。現地の特性に応じたソリューションを提供し、迅速かつ効率的に外食企業のニーズに応えることで、海外市場における競争力を高める狙いです。両社の共同の取り組みが、外食産業のさらなる発展に寄与することが期待されます。
詳細については、
クオリカの公式ウェブサイトおよび
WiXtarの公式ウェブサイトを参照してください。