ネクスティ エレクトロニクスがNeonode社と提携
豊田通商グループに属する株式会社ネクスティ エレクトロニクス(以下、ネクスティ)は、スウェーデンのNeonode Inc.(以下、Neonode社)との間で、センサーモジュールに関する製造・販売ライセンス契約を締結しました。これにより、ネクスティが独自のセンサーモジュールを市場に提供することが可能となることが期待されています。
センサーモジュールの特徴と利点
Neonode社のセンサーモジュールは、主にディスプレイやモニターに後付けすることで、タッチパネルと同様の操作性が実現できる画期的な技術を持っています。このモジュールを導入することで、様々な業種のニーズに応じたカスタマイズが可能となり、特に公共施設や商業施設での利用が促進されることが見込まれています。
- - 取り付けが簡単: ユーザーはモニターに簡単にこのモジュールを取り付けるだけで、直ちにタッチ操作が可能になります。
- - さまざまな形状に対応: 摩擦センサーが1軸のみで動作するため、モニターの形状やサイズに依存せず、幅広いデバイスでの利用が実現します。
- - 手袋や汚れに強い: 光学式センシング技術を採用しているため、手袋を着用していても、湿った手や汚れた手でも問題なく操作が可能です。
このような特長により、ネクスティのセンサーモジュールは製造業や医療業界など多岐にわたる分野での活用が期待されています。特に、操作の容易さから高齢者や障害者の方々にも優しい設計となっており、ユニバーサルデザインの実現にも寄与すると考えられています。
取引の背景
ネクスティは2021年にNeonode社と販売代理店契約を締結して以来、日本国内でのセンサーモジュールの導入を進めてきました。公共施設や空港、スーパーマーケットなど多様なシーンで導入され、利用者の利便性を向上させる取り組みを行ってきました。今回のライセンス契約により、ネクスティは自社で製造が可能となり、より早く、より多様な製品を市場に提供することが可能になります。
展示会の参加
Neonode社のセンサーモジュールは、2024年10月15日から18日まで幕張メッセで開催される技術展示会「CEATECⓇ 2024」に出展予定です。こちらではネクスティのブース(通常出展エリア、ブース番号4H101)で実物を見ることができますので、興味のある方はぜひお立ち寄りください。
企業情報
株式会社ネクスティ エレクトロニクス
- - 本社所在地: 東京都港区港南2-3-13 品川フロントビル
- - 事業概要: 自動運転や通信といった先進技術の展開を行い、いわゆる「エレクトロニクス商社」として数多くの業界ニーズに応えています。グループの広範なネットワークを活用し、最適な技術ソリューションを提供します。
Neonode社について
- - 本社所在地: スウェーデン ストックホルム
- - 事業内容: 革新的な光学センシング技術を提供し、多数の特許を有する企業として、様々な業界で採用されています。特に、タッチ技術や運転中モニタリング技術において高い評価を受け続けています。
まとめ
今後、ネクスティ エレクトロニクスはNeonode社との協業を通じて、さらなる技術革新と新製品の投入を進め、幅広い業種における課題解決に貢献することを目指します。