AD EBiS Campaign Manager(以下ACM)の開発背景
株式会社イルグルムは、大阪に拠点を置き、マーケティングにおける生産性と再現性を高めることを目指して、SaaSプロダクト「AD EBiS Campaign Manager」を開発しました。この製品は、マーケティング業務の複雑さを軽減し、効率的な施策運営を可能にするツールです。
ACMの開発は、約3年前に始まりました。広告業界は常に進化しており、企業は日々新たな手法を模索していますが、データとテクノロジーを駆使することで、より効率的なマーケティング施策が実現できると考えました。
開発の過程
ACMの開発には、数々の困難な決断や苦労が伴いました。経営合宿で初期のアイデアが出され、プロジェクトチームが編成されましたが、その中での葛藤や意見の相違は避けられないものでした。さらに、顧客の聞き取り調査では多くの情報が飛び交い、時には混沌とした状況に陥りながらも、メンバーは意見を出し合い、最良の解決策を見つける努力を続けました。
特に注目すべきは、ノーコードによるプロトタイプ開発です。プログラミングの専門知識がないメンバーでも手軽にアイデアを可視化できるプロトタイプ手法を導入することで、迅速なフィードバックを得る体制を整えました。このアプローチにより、チームは新たな視点を持ち、製品の改善が促進されました。
さらに、最近では生成AIを駆使した新機能の開発にも取り組んでおり、これにより施策の具体化を加速させ、これまで以上に効率的にマーケティングキャンペーンを展開できる体制が整いつつあります。
成果と展望
ACMのリリースは2025年5月21日に予定されていますが、これに伴い、企業のマーケティング能力を高め、個人の経験を組織の資産へと変換することが期待されています。施策の管理から広告効果の測定、AIを活用した施策立案支援まで、マーケティング施策のPDCAサイクルを具現化する強力なプラットフォームとなることでしょう。
本連載は、ACMがどのように生まれ、どう成長してきたのかを細かく記録し、同様の新規事業開発に携わる皆さんにとってのヒントやインスピレーションを提供できることを願っています。さらに、マーケティングの常識を打破する新しい観点を広げ、他の企業にも影響を与える発信源となることを目指します。
Note連載のポイント
- - 開発の初期構想からリリースまでの3年間を追った壮大な物語
- - プロダクト成長の過程での課題解決の手法
- - 組織的成長を促すための具体的な取り組み
ぜひ、AD EBiS Campaign Managerの開発ストーリーをnoteにてお楽しみください。全10話以上の構成でお届けします!
AD EBiS Campaign Manager開発ストーリー|イルグルム