伝説的な瞬間を掘り下げる新刊、タイトル『GP CAR STORY Vol.54 Lotus 101』
2025年12月12日、三栄から待望の新刊が登場します。本書は、F1ファンにとっての必見アイテムともいえる『GP CAR STORY Vol.54 Lotus 101』。この書籍では、伝説のドライバー中嶋悟が操ったロータス101の物語と、1989年に起きた驚くべき出来事について深入りしていきます。
ロータス101の苦悩と奇跡
1989年、名門ロータスが厳しい状況に直面していた時期。エンジンは無力なジャッドに切り替わり、チームには多くの苦難が襲いかかりました。中嶋悟選手がこの厳しい状況でどのように戦ったのか、また雨のアデレードでの奇跡がどのように訪れたのかを詳しく追っています。本書では、当時の技術者やチームメイト、さらにはドライバーがどのようにこの年を乗り越えたのかを語る特別対談も用意されています。
1989年シーズンの回顧
シーズン最初のレースから中嶋選手は、チームと共に戦うという試練を経験します。彼にとってロータス101は、同時に仲間でもあり試練の像でもありました。予選落ち、入賞なし、苦悩の連続。これはF1史上光る瞬間へと繋がる前兆だったのです。
豪雨の中の歓喜
シーズンの締めくくりとして迎えたオーストラリアGPでは、記録的な豪雨が降り注ぎます。この自然の演出がおりなす特異な状況の中、中嶋選手とロータス101が見せた神がかったドライビングには、観衆が息を呑む瞬間がありました。ファステストラップを記録し、奇跡的な入賞を成し遂げる姿が描かれています。本書は、ただのレース解説にとどまらず、ドライバーたちが抱えていた葛藤やエンジニアの献身が集約された一冊です。
特別対談と貴重なインタビュー
書籍には、当時の様子を知る関係者へのインタビューを掲載しており、中嶋選手と鈴木亜久里選手が共にいたからこそのドラマが語られます。彼らの証言を通じて、ロータスというチームが直面していた現実が生々しい形で浮かび上がります。フランク・ダーニーの苦悶についてや、ジョン・ジャッドによるエンジンの失敗談など、ただのマシンの歴史ではない、真実の物語を紐解いています。
レースファン必携の永久保存版
『GP CAR STORY Vol.54 Lotus 101』は、F1を愛する全てのファンにとって見逃せない情報が詰まった一冊です。1989年の苦しい中にも希望の光が見えた瞬間、そしてその裏にあった人間ドラマに触れることで、レースの魅力が何倍にも广がることでしょう。
ぜひ、全国書店で手に取っていただきたいと思います。
書誌情報
- - 発売日: 2025年12月12日(金)
- - 定価: 1,500円(本体価格:1,364円)
- - 仕様: A4変形判(284×210mm)/オールカラー/96ページ
- - 発行・発売: 株式会社三栄
- - 販売: 全国書店・三栄オンラインストア(送料無料)