希少疾患創薬の現状とその可能性
2026年2月21日、東京の日本橋ライフサイエンスビルで、一般社団法人Japan Pharmaceutical & BioScience Society(Japan PBSS)主催の「希少疾患に向けた創薬」に関する第2回イベントが開催されました。参加者は、企業、アカデミア、医療機関、患者団体、スタートアップ、投資家、政策関係者など、多様な背景を持つ100名以上が現地で、さらにオンラインで70名以上が集いました。この会場では、希少疾患創薬の現状や課題について多面的に考える対話が交わされました。
開会の挨拶と趣旨説明
Japan PBSSの代表理事による開会挨拶で、本イベントの趣旨が語られました。希少疾患に対する創薬の重要性と、それに向けた対話の必要性が強調され、参加者は関心深く話を聞きました。
行政・患者団体・スタートアップの視点からの講演
イベントの前半では、行政、患者会、スタートアップの代表者がそれぞれ講演を行い、希少疾患創薬における政策的な支援の重要性や、患者発の取り組みがもたらす可能性、さらに研究開発の現場での課題に関する問題提起が行われました。その中で、参加者からの質問や意見が活発に交わされ、議論の盛り上がりを見せました。
共創パートナー企業のプレゼンテーション
次に、共創パートナー企業9社によるプレゼンテーションが行われました。各社が自身の事業内容を紹介し、希少疾患領域への取り組みやそれに込めた想いを共有しました。このセッションは、産業や組織の枠を超えた共創の可能性を探る貴重な機会となりました。
VC・製薬企業・臨床現場からの課題提起
後半の講演では、VCや製薬企業、臨床現場の視点からのスピーチもあり、研究開発における支援のあり方や、臨床現場が抱える開発上の課題についても言及されました。「一緒に知恵を絞りませんか」という呼びかけには、多くの参加者が共感し、知見を共有する重要性が再認識されました。
パネルディスカッション
6名の登壇者によるパネルディスカッションでは、創薬の各段階における課題や、特に商業的に成り立たない希少疾患に対する取り組みについて意見が交わされ、活発なディスカッションが展開されました。
ネットワーキングセッション
イベント後にはネットワーキングセッションが開催され、参加者同士の交流が深まりました。専門分野や組織を超えた対話によって、新たな連携の可能性が広がりました。
まとめ
Japan PBSSは引き続き、多様なステークホルダー間の対話を促進し、希少疾患創薬に関する課題を共有する努めを続ける予定です。次回は、2026年4月4日に「AI in Drug Discovery」のウェビナーを行い、さらなる対話の場を提供する予定です。ライフサイエンスの発展を目指し、会員全員での協力と知見の交流が期待されています。