川崎港でのバイオ燃料供給実証事業の開始
2025年4月24日、川崎市にて兼松ペトロ株式会社(東京・千代田区)、川崎市(市長:福田紀彦)、およびNX商事株式会社(東京・港区)が、川崎港におけるバイオ燃料供給実証事業に関する基本協定を締結しました。この協定により、3社は共同でバイオ燃料供給の実証実施に向けて動き出します。
実証事業の目的と内容
この実証事業は、川崎港においてバイオ燃料を導入することを目的としています。バイオ燃料は、港湾の脱炭素化に向けた代替燃料としての役割が期待されており、今回のプロジェクトではその活用可能性の評価と運用上の課題抽出を行います。
また、実証を通じて、バイオ燃料の普及を加速させることで、川崎市内の企業にもその利活用について促進することを目指します。これにより、持続可能なエネルギー供給体制の構築に寄与し、カーボンニュートラルの達成をサポートしていく方針です。
3社の役割
兼松ペトロ株式会社
兼松ペトロは、エネルギーサプライヤーとしての役割を果たします。総合商社グループの一員として、バイオ燃料の普及と市場の開拓を進めながら、川崎市での社会実装に貢献することに注力します。
川崎市
川崎市は、約155万人の人口を擁する政令指定都市であり、2024年には市制100周年を迎えます。同市は、原油の取引からコンテナまでを扱う総合港湾として知られており、今回のプロジェクトもその地理的利点を活かすものです。
NX商事株式会社
NX商事は、物流と商流を融合したビジネスを展開する企業で、環境・エネルギー分野でも持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。今回の実証事業でも、その知見を基にしたサポートが期待されています。
まとめ
本実証事業は、川崎港におけるバイオ燃料供給の可能性を探る重要なステップです。3者はこの業務を通じて、港湾エリアでの脱炭素化を進め、地域社会の持続可能な発展に資する取り組みを推進していくでしょう。この協定がもたらす影響に、今後大いに期待が寄せられています。
お問い合わせ先
兼松ペトロ株式会社 低炭素化推進室
電話:03-5289-0471
URL:
www.kanematsu-oilgas.co.jp