齊藤詩織選手が女子ハンドボール日本代表に選出
岐阜県高山市にある飛騨高山ブラックブルズ岐阜に所属する齊藤詩織選手(25歳)が、令和6年12月3日から10日までインドで開催される第20回女子ハンドボールアジア選手権の日本代表「おりひめジャパン」に選ばれました。これは、彼女にとって初めての日本代表の選出となります。
齊藤選手は茨城県出身で、令和4年にチームに加入。現在は地元の高山信用金庫に勤務しつつ、チームではセンターバックとしてプレーしています。彼女はそのスピードを活かしたカットインが得意で、試合でのパフォーマンスが高く評価されています。
チームによると、ブラックブルズの選手が国際大会の日本代表に選出されるのは今回が初めてとのこと。11月13日には高山市役所で激励会が行われ、西永市民活動部長に選出の喜びと意気込みを語りました。彼女は「臆することなく自分の得意なカットインやスピードを活かし、チームの勝利に貢献したい」と話し、日本各地から集まる選手たちとのプレーを楽しみにしていると語ります。また、初めて対戦する海外選手の動きから学び取る意欲も見せていました。
激励会での西永部長のコメントも印象的です。「世界での戦いの経験をぜひブラックブルズに還元してください。この選出を機に、もっと多くのファンがチームに興味を持ってくれると嬉しいです」と激励の言葉を送りました。さらに、勤務先の高山信用金庫の坂口理事長も「高山信用金庫としても嬉しい。この経験を持ち帰り、次世代の選手たちが育つことを期待しています」と述べ、齊藤選手の挑戦を応援しています。
ブラックブルズ岐阜は、NPO法人飛騨高山ハンドボールクラブによって運営されているチームで、地域の金融機関からの支援を受けながら活動を行っています。1965年に開催された岐阜国体を契機に高山市でハンドボールが普及し、実績を積んできました。2012年のぎふ清流国体ではHC高山としての強化チームが活動し、2013年には日本ハンドボールリーグにも参戦。チームは高山でのハンドボール技術の向上と、地域貢献活動にも力を入れています。
高山市と飛騨高山ブラックブルズ岐阜は連携協定を締結し、地域の健康増進に向けた取り組みも行っています。これからも多くの人々に愛され、地域が誇るハンドボールクラブとして発展していくことが期待されています。
アジア選手権での齊藤選手の活躍を応援しましょう!