キリンがグローバルに展開するCVCファンド
キリンホールディングス株式会社(社長 COO 南方健志)は、独立系ベンチャーキャピタルのグローバル・ブレイン株式会社と共同で設立したコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」を介して、株式会社Brave groupへ出資しました。この出資は2025年7月31日付けで行われ、若年層の健康に関わる新たな事業展開が期待されています。
健康課題に対する新たなアプローチ
Z世代やα世代といったデジタルネイティブ層は、メンタルヘルスや睡眠、生活習慣に関する潜在的な健康課題を抱えることが多いとされています。このような若年層に対しては、単なる情報提供にとどまらず、しっかりとしたコミュニケーションの方法が求められています。現代の若者は、テレビCMといったマス型メディアだけでなく、インフルエンサーや「推し」などとの双方向的な情報接触を通じて、さまざまな情報に触れています。
Brave groupとエンターテインメントの融合
Brave group社は、eSportsや音楽など若者に人気の高いコンテンツを手がける企業です。VTuberの企画、育成、配信、イベント、そしてコミュニティ形成に至るまで、一貫したプロデュースを行っており、ユーザーとの日常的な双方向コミュニケーションを通じて、強固なファン基盤を築いてきました。キリンはこの出資を通じて、若年層の健康に対する意識を高め、ヘルスサイエンスに関する新たなビジネス機会を生み出すことを目指しています。
キリングループの長期的なビジョン
キリングループは、長期経営構想「Innovate2035!」を掲げており、「食と健康」に関連する新たな価値創造を進めています。この取り組みは、消費者や患者の行動変容を促し、新しい生活習慣を育むことに貢献します。今後は、酒類や飲料、ヘルスサイエンス、医薬関連の事業ポートフォリオを活かし、心と体の健康を支える活動をさらに拡大する予定です。
Brave group社の成長と未来
Brave group社は、2017年に設立され、VTuberの企画・開発・運営を主力事業として展開してきました。「ぶいすぽっ!」などの独自性のあるIPを用いて、配信、グッズ販売、イベント、ライセンス事業へとビジネスモデルを多様化しています。また、3D/XR技術の活用やスタジオ機能の内製化を図ることで、IPの価値最大化に取り組んでいます。今後はアニメ化や海外展開にも力を入れて、日本発のIPのグローバルな成長を目指しています。
キリンのCVCファンドの意義
「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」は、ヘルスサイエンス関連のスタートアップ企業への投資を目的としており、革新的な技術やビジネスモデルを追求しています。短期的なシナジーにこだわらず、中長期的な視野から価値を創出するスタートアップに対し、キリングループが持つヘルスサイエンスの強みや資源と新たな技術を融合させることで、より豊かな生活を促進していく予定です。
キリングループは、食と健康に関連する新しい価値を追求し、心豊かな社会の実現に向けた取り組みを今後も続けていきます。