消防関連書類作成・届出の未来を切り開く「トドケデ」
2024年4月3日、日本初の消防関連書類作成と届出のオンライン代行サービス「トドケデ」がMeHer株式会社からリリースされました。このサービスは、消防機関のデジタル化が進められている中で、事業者と消防機関をつなぐ新しい架け橋として期待されています。「トドケデ」では、煩雑な消防関連書類の作成から届出まで、すべてオンラインで対応します。
オンライン代行サービスの背景
消防関連の届出業務は、これまでアナログな手続きが中心で、申請者が消防機関に何度も足を運ぶ必要がありました。そのため貴重な時間が奪われ、特に創業期の事業者には大きな負担となっていました。また、消防に関する法令や手続きには専門的な知識が求められるため、多くの人が戸惑いを感じていたのが実情です。
MeHer株式会社の代表、丸岡峻氏は、「このような手間をオンラインで解消できれば、多くの人がより本業に集中できるようになる」との思いから「トドケデ」を立ち上げました。実際に消防士としての経験から、消防局の中での限界を感じていた丸岡氏は、より良い届出環境を実現するために情熱を注いだのです。
幅広い書類に対応
「トドケデ」では、事業開始時に必要となる「防火対象物使用開始届」をはじめ、さまざまな消防関連書類の作成と届出代行を行っています。例えば、以下のような書類に対応しています。
- - 防火対象物使用開始届出書
- - 防火管理者選任届出書
- - 届出に関する図面の作成
- - 統括防火管理者選任届出書
- - 自衛消防訓練通知書
- - 消防計画など
このように、事業の規模や状況に応じて必要な書類を選択でき、専門知識が不要であるため、誰でも簡単に利用することが可能です。
サービスの展望
サービス開始当初は京都市に特化した展開をしますが、MeHer株式会社は「行政に提出する書類全てのオンライン代行サービス」へとバージョンアップを目指しています。また、「誰もが『やりたい』を叶えられる世界をつくる」というビジョンを掲げ、今後もさまざまな取り組みを進めていく予定です。
まとめ
「トドケデ」は、日本の消防関連書類の届出手続きに革命をもたらすサービスです。専門的な知識がない事業者でも簡単に利用できるこのサービスは、業界全体のデジタル化の先駆けとなることが期待されています。時間を効率的に使うことで、事業者は自身の活動にもっと集中できるようになるでしょう。ぜひ、「トドケデ」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。