ファイザー後発医薬新発売
2013-06-21 13:03:47

ファイザーが新たに後発医薬品15品目を市場投入、医療安全に配慮した取り組みも評価

ファイザー、エスタブリッシュ医薬品事業で新たに15品目を発表



ファイザー株式会社のエスタブリッシュ医薬品事業部門は、後発医薬品として7成分15品目の製品を新たに市場に投入した。この新製品群の中には、特にタクロリムスカプセルが注目を集めており、臓器移植や関節リウマチの治療に向けた有用性が期待されている。

タクロリムスカプセルの特長と適応症



タクロリムスカプセルは、2013年から承認されている唯一の後発医薬品であり、腎臓、肝臓、心臓、肺などの臓器移植時に生じる拒絶反応を抑制するための薬剤である。また、骨髄移植の際の拒絶反応や移植片対宿主病(GVHD)の予防に用いられるほか、関節リウマチの治療にも対応している。ただし、関節リウマチの適応は既存治療で効果が不十分な場合に限られる。

この製品には、識別性を高めるための工夫が施されており、PTPシートには個々のカプセルが認識できるように製品名が印刷されている。さらに、医薬品の取り違えを防ぐためにバーコードが表示されており、医療現場での安全性が向上している。

新たに登場したロキソプロフェン製品



新たに発売された後発医薬品の中には、ロキソプロフェンナトリウムテープも含まれている。軽量無水ケイ酸を使用したこのテープは、汗を吸収しやすく、発汗時でもしっかりフィットする特性を持っている。また、ロキソプロフェンナトリウムパップにはl-メントールが含まれており、使用時にはさわやかな香りを楽しむことができる。

医療安全への配慮



ファイザーの新製品には、「つたわるフォント」の採用やパッケージデザインにおける工夫が見られ、医療安全を考慮した製品認識性向上に向けた努力がなされている。これにより、医療従事者が製品を容易に識別できるようになり、患者への適切な投与が可能となる。

発売日としては2013年6月21日が設定されており、過去にも様々な後発医薬品が新たに追加されている。具体的には、昨年12月に登場したオロパタジン塩酸塩錠や、昨年6月に発売されたリセドロン酸Na錠も存在する。さらに、レボフロキサシン点眼液も同時に展開されており、医療の現場に幅広く貢献している。

従来からの基準を守り続けるファイザー



ファイザーは、医薬品の製造や品質、供給管理、安全性に関する情報を長年にわたり蓄積し、独自の厳格な基準を守っている。この基準は新薬だけでなく、エスタブリッシュ医薬品にも適用されており、今後も日本の医療に貢献し続ける姿勢を示している。

この新たな後発医薬品のリリースは、医療のさらなる向上に寄与することが期待されている。ファイザーが提供する多様な選択肢により、多くの患者が治療の恩恵を受けることができるだろう。

会社情報

会社名
ファイザー株式会社
住所
東京都渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル
電話番号
03-5309-7000

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