柔軟な知識が集結する「化学工学会第56回秋季大会」の魅力
2025年9月16日から18日まで、東京都江東区にある芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催される「化学工学会第56回秋季大会」では、化学工学の最新トピックが取り上げられます。この大会は公益社団法人化学工学会が主催し、全国から学者や企業関係者が集まる大規模な学術イベントです。大会のプログラムには、カーボンニュートラルやCCUS(Carbon Capture, Utilization, and Storage)など、環境問題に関連する重要なテーマが含まれており、学際的な知見を共有する貴重な機会を提供します。
様々なシンポジウムが盛りだくさん
イベントでは、専門家による940件の講演が行われ、一般公開のシンポジウムも用意されています。中でも、「2070年カーボンニュートラルへの道」や「CCUS検討委員会シンポジウム」などの特別シンポジウムでは、業界のリーダーたちが炭素自立のビジョンや実装の課題について議論します。また、女性技術者ネットワークについてのシンポジウムも企画されており、多様性を追求する取り組みが強調されています。
新しい技術と研究の情報交換
さらに、会期中には部門横断型シンポジウムも行われる予定です。これは、データ駆動型研究開発からエネルギー貯蔵技術まで様々なトピックが網羅され、新たな研究テーマが提示される場となります。これによって、参加者の皆様がそれぞれの専門分野の枠を超えて活発な情報交換ができることを目指しています。
参加の意義と要事項
この大会は約2,000名の参加が見込まれ、混雑を避けるためには事前登録が推奨されます。参加費用は化学工学会会員により異なり、一般の方も参加可能ですが、一定の参加費が設定されています。参加登録は大会の公式Webサイトから行うことができますので、興味のある方はぜひご確認ください。
化学工学会の役割と未来
化学工学会は80年の歴史を持ち、化学と社会を繋ぐ重要な役割を果たしています。環境問題への対応が急務となる昨今、会の研究者たちはカーボンニュートラルの実現に向け、最前線での活動を続けています。本大会もその一環として、社会への貢献を目指した議論が展開されることでしょう。
詳細な情報や参加申し込みについては、大会の公式Webサイト(https://www4.scej.org/meeting/56f/)をご参照ください。専門的な知識を持つ方はもちろん、興味がある方々が参加できるこのイベントにぜひご参加いただきたいと思います。