根付の宇宙を体験
2025-12-25 14:42:44

姫路市で開催される新春特別展「根付-手のひらの宇宙」

新春特別展「根付<NETSUKE>-手のひらの宇宙」の開催



姫路市にて、特別展「根付<NETSUKE>-手のひらの宇宙」が令和8年1月6日から3月31日までの期間、書写の里・美術工芸館で開催されます。この展覧会は、日本の伝統的な工芸品である根付をテーマにしています。

根付とは、江戸時代において煙草入れや印籠などを帯に引っ掛けるために使われた小型の彫刻で、素材には象牙や動物の骨、陶器などが用いられています。小さなサイズにもかかわらず、精巧な彫刻技術が施されており、まるで小さな宇宙のようです。江戸中期以降に流行し、おしゃれなアイテムとしても人気を得ました。さらには、海外でも日本の伝統文化の極小美術工芸品として高く評価されています。

本展では、「京都清宗根付館」所蔵の約250点の根付作品が展示され、自由な発想とユーモアを取り入れた現代の根付アートの魅力を堪能できます。来場者は、各作品から日本文化の豊かさを感じることができるでしょう。

主な出品作品


  • - 「一騎当千」 及川空観作
この作品は、平安時代の女武者・巴御前を表現したもので、前足を上げた馬に乗り、薙刀を持った姿が彫られています。実力を誇示する様子が美麗に表現されています。そのサイズは幅43ミリ、高さ50ミリ、奥行き32ミリ。現代の彫刻技術を駆使した作品として注目されています。

  • - 「走幅跳」 斎藤美洲作
リスが砂場に着地する瞬間を捉えたこの作品は、動物の躍動感が感じられます。手足を大きく広げ、細部まで細かに彫られた砂の表現が見事です。象牙とべっ甲を使ったこの作品の幅は32ミリ、高さ50ミリ、奥行き37ミリです。

  • - 「福の神」 岸一舟作
狂言の一場面を描いたこの作品では、福の神がお酒のお返しに金持ちになる秘訣を教えている様子がユーモアを交えて表現されています。幅33ミリ、高さ49ミリ、奥行き35ミリのこの作品は、岸氏独特の色彩感覚が際立っています。

会期中の関連イベント


この特別展では、根付の魅力をさらに深く知るためのワークショップも開催されます。名づけて「美術工芸館ではじめる、根付さいしょの一歩」。鹿の角を彫って根付作りに挑戦するこのイベントでは、現代根付作家の及川空観氏が講師を務めます。

  • - 日時: 令和8年3月1日(日曜日)午後1時から午後3時まで
  • - 参加費: 4,500円
  • - 定員: 20人(応募先着順、応募多数の場合は抽選)
  • - 申込方法: 2月17日(火曜日)までに往復はがきまたは応募申込フォームから申し込み

この貴重な機会をお見逃しなく、ぜひ姫路市の美術工芸館で日本の伝統的な彫刻の世界を堪能してください。


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会社情報

会社名
姫路市
住所
兵庫県姫路市安田四丁目1番地
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