AirTrunk新拠点設立
2022-05-16 13:07:55
東京に新たなハイパースケールデータセンター、国際展開を加速するAirTrunk
東京に新たに開設されたデータセンター「TOK2」
AirTrunkが日本での事業をさらに強化し、東京で2つ目のハイパースケールデータセンター「TOK2」を開設しました。この新しいデータセンターはTOK1に続くもので、日本国内でも8番目の施設となります。AirTrunkはアジア太平洋地域で急速にビジネスを拡大しており、これまでオーストラリアやシンガポール、香港といった地域にもデータセンターを展開してきました。
TOK2の設置により、AirTrunkが運営するプラットフォームの総容量は1.2ギガワットを超え、東京西部エリアのクラウドサービスをより一層支えていくことになります。6か月前に開設されたTOK1とともに、両データセンターは東京エリアのお客様に対して、効率的かつ安定したサービスを提供します。これにより、東京のデジタル化が進む中でクラウドサービスの需要に応えることが可能になります。
創業者のロビン・クーダ氏は、日本のデジタル化の進展に強い期待を寄せており、今後5年間でこの市場は19.5%の年間成長率を見込んでいます。特にテクノロジー業界の日本企業や国際的な企業が東京を主要な成長市場と位置付けています。
新設されたTOK2は、東京圏西部に位置しており、エネルギー効率にも優れた設計がされています。高圧変電設備を備え、最適化された使用容量に対応するために柔軟かつ革新的なキャンパス設計が施されています。業界の中でも最小レベルの1.15のPUE(Power Usage Effectiveness)を達成するため、フリークーリングシステムを活用し、持続可能性を重視した運営を行います。
AirTrunkの日本代表、松下典弘氏は、数千億円の投資を行い、日本政府のデジタル庁が推進するデジタル化を支援し、また日本のコロナ後の復興にも寄与すると述べています。また、データセンターの設計と運営によって国内で数千の雇用を創出することを目指しています。
TOK1と同様に、TOK2の開発には大和ハウス工業との協業が行われており、今後も日本国内におけるデジタルサービスの拡大が期待されています。東京、渋谷にある日本の本社も最先端のオフィスとして、幅広い学びと成長の機会をスタッフに提供しています。これにより、AirTrunkのスタッフは、日本およびグローバルなデジタルの未来を支えていく役割を果たしています。
このような成長を背景に、AirTrunkは今後も日本市場において重要なプレイヤーとしての地位を確立していくことでしょう。データセンターの持続可能性や効率性を追求しながら、デジタル社会の進展を促進する存在として、大きな期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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AirTrunk Operating Pty Ltd
- 住所
- Level 11, 1 Pacific Highway, North Sydney, NSW, Australia, 2060
- 電話番号
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