新スマートバルブ登場
2019-08-29 14:01:14
農業ITと老舗メーカーが手を組んだ新スマートバルブの魅力
農業を変える!新しいスマートバルブ「paditch valve 01」
農業界のIT改革が進む中、嬉しいニュースが舞い込んできました。老舗バルブメーカーであるマサル工業と、農業ITベンチャーの笑農和が共同で新しいスマートバルブ「paditch valve 01」を開発、販売を開始することになりました。この製品は、既存の水田用バルブに後付けすることが可能で、その価値を引き出すとともに、導入コストを大幅に見直すことができるのです。
「paditch valve 01」の革新性
新たに開発された「paditch valve 01」は、遠隔からの操作や自動制御を実現し、水田の水位を効率的に管理することを目的としています。この製品は、笑農和が以前より展開していた開水路向けのスマート水田サービス「paditch」のノウハウをベースにしており、農研機構の技術支援を受けて生まれました。
塩田や水田において水位管理は重要な課題ですが、「paditch valve 01」はその手間を大幅に削減することが期待されています。さらに、マサル工業の「MH型フィールドバルブ」と連携することで、多くの農業者が抱える課題を効率的に解消するソリューションを提供します。
シンプルな設置と低コスト
「paditch valve 01」は、既に設置されている水田パイプライン用のバルブに専用のアタッチメントを用いることで簡単に連結が可能です。これにより、バルブ自体を交換する必要がなく、時間や手間を大幅に省けます。
加えて、低価格での提供を実現しており、「paditch valve 01」の単体価格はなんと49,800円(税別)。この低価格は、従来のスマートバルブが抱えていた高コストの問題を克服するものです。
先進的な通信技術
このバルブが特徴的であるのは、LPWA(Low Power Wide Area)の通信技術を採用している点です。これにより、農業者は複数のスマートバルブを効率的に運用でき、そのコストを大幅に抑えることができます。従来は個々に契約していた携帯電話回線が不要となり、LPWA基地局に集約することが可能です。
無料の現地調査で導入支援
「paditch valve 01」の導入を検討する農業者には、9月1日から現地事前調査(無料)の受付が開始されます。この調査を通じて、実際に設置が可能かどうかの診断が行われます。
共同のビジョン
「paditch valve 01」の発売にあたり、マサル工業と笑農和はお互いの強みを活かして農業分野のスマート化を進めていく意向を示しています。マサル工業は通信や電設、農業資材分野で信頼されるパートナーとして知られ、65年の歴史を持っています。一方、笑農和は「IT農業を通じて笑顔の人の和を創り社会に貢献する」という理念のもと、次世代のスマート水田を目指しています。
まとめ
これからの農業は、ITの導入が一層進んでいくことが予想されます。「paditch valve 01」は、その革新性とコストパフォーマンスの高さから、多くの農業者に恩恵をもたらすでしょう。これを機に、より多様な技術が農業の現場に導入されることが期待されます。詳細な情報や導入に関するお問い合わせは、公式サイトや電 気での問い合わせも可能です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社笑農和
- 住所
- 富山県滑川市上小泉1797-1
- 電話番号
-
076-482-3998