藩政改革小説登場
2024-10-28 18:32:22

木下昌輝氏が描く藩政改革の闘い、最新作を11月1日発売

藩政改革の幕が上がる!木下昌輝の新作に注目



歴史時代小説の新星、木下昌輝氏の最新作『秘色の契り阿波宝暦明和の変顛末譚』が、2024年11月1日に徳間書店から発売されることが決まった。この作品は、江戸中期の藩政改革をテーマにした痛快な物語で、歴史愛好者にとって見逃せない一冊だ。その魅力に迫ろう。

物語の背景


江戸中期、藩の経営は困難を極めていた。特に商人の力が増す一方で、多くの藩は莫大な借金に苦しんでいた。この作品が舞台とする徳島藩蜂須賀藩も例外ではなく、245,000石の藩でありながら、なんと300,000両もの借金を抱えていた。藍の流通は大阪商人が握っていたため、藍農家は利益が薄く、苦しい生活を余儀なくされる。

この厳しい状況を描きながら、物語は宝歴3年から明和6年までの騒動を追い、藩主となる若き家臣たちの闘志と成長を描いていく。蜂須賀重喜がどのように藩政改革に取り組むのか、その過程で展開されるアクションとサスペンスが読みどころだ。

あらすじ


物語の冒頭、徳島藩の物頭・柏木忠兵衛は、江戸に急行していた。目指すは、秋田藩主の弟・佐竹岩五郎であり、彼が新たな藩主たるべき人物なのかを探る旅だった。無事に重喜が第十代藩主に就任するが、彼は「政には興味がない」と発言。藩主の信任を得て中堅家臣団と共に、家老の専横に抗う藩政改革を目指す。

藩主を巻き込んだこの改革に、果たして成功はあるのか?物語は抗争の渦中へと突入し、徳島藩を狙う陰謀が絡んでくる。重喜は本当に賢者なのか、愚者なのか。様々な人間模様が交錯する中で、彼らの運命が大きく試される。

著者の思い


本作の著者、木下昌輝氏は「江戸時代において、これだけ複雑な殿様がいたかどうかわからない」と語っている。新しい殿様の在り方を描きつつ、彼自身がどこに属するのか、そして彼がどのような歩みを残すのかを掘り下げている。歴史小説という枠を超え、読み手が思わず引き込まれるような緊張感と期待感が漂う。

名著の刊行を記念したトークライブ


この新作の刊行を記念し、11月2日にトークライブも開催される。作家・木下昌輝氏と講談師の玉田玉秀斎が共演し、新刊の魅力を語り尽くす貴重な機会となっている。興味のある方は、ぜひ足を運んでほしい。

参加情報


  • - 日時: 11月2日(土)15時開演(14時30分開場)
  • - 場所: 枚方T-SITE 4Fカフェスペース
  • - 料金: 2200円
  • - お問合せ: 072-844-9000(枚方蔦屋書店)

歴史好き、木下ファンには必見の新作とイベント。この秋の文化イベントを通じて、歴史に思いを馳せてみてはいかがだろうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
株式会社徳間書店
住所
東京都品川区上大崎3-1-1目黒セントラルスクエア
電話番号
03-5403-4300

関連リンク

サードペディア百科事典: 木下昌輝 秘色の契り 藩政改革

Wiki3: 木下昌輝 秘色の契り 藩政改革

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。