応用地質の新技術
2025-09-12 23:48:24

応用地質が新技術「MNADソリューション」をNETISに登録し環境保全を加速

応用地質株式会社の「MNADソリューション」NETIS登録



応用地質株式会社(本社:東京都千代田区)は、重金属を含む掘削土の盛土処理に新しい環境影響監視技術「MNADソリューション」を開発し、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されたことを明らかにしました。これにより、建設工事における重金属の扱いがより安全かつ効率的に行えることが期待されています。

MNADソリューションの背景



応用地質は2021年から産学コンソーシアムの協力を得て、自然由来重金属の物質挙動やその環境変化についての研究を進めてきました。特に、重金属を含む掘削土の恒久管理を目指す取り組みを行っており、この技術は従来の地下水モニタリングに代わる新しい手法です。これにより、異常の早期検知が可能になり、安全性を向上させることが叶います。

NETISに登録された本技術は、登録番号KT-250019として利用可能です。これは、総水銀や六価クロムを除く自然由来重金属などを含む堆積岩を対象にしたもので、移流分散解析を用いて敷地境界での地下水基準適合を事前に確認することができます。これにより、施行前に周辺環境への影響が少ないと評価される場合に適用が可能となります。

技術内容とその効果



この新技術は、施工中の盛土内部にセンサーを埋設し、リアルタイムで環境変化をモニタリングする仕組みです。これにより、盛土内の環境が安定していることを確認でき、「無処理での重金属処理」の安全性が担保されます。また、このMNADソリューションの導入は、大幅なコスト削減だけでなく、CO2の排出削減にも寄与することが期待されています。

未来への展望



応用地質株式会社は、今回のNETIS登録を契機にMNADソリューションを幅広く普及させ、インフラ整備におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を行う方針です。重金属問題に対する合理的解決を目指し、さらなる社会課題への対応を進めていく考えです。

同社の経営ビジョン「人と地球の未来にベストアンサーを。」には、地球科学に基づく深い知見とデジタル技術のイノベーションを駆使し、困難な課題の最適解を追求する姿勢が反映されています。これまでの地質工学の知識を基に、災害に強い地域づくりや環境保全に寄与してきた経験を活かし、全てのステークホルダーと共に持続可能な社会の実現へ向けた新たな価値を創造し続けることでしょう。

会社概要



  • - 社名:応用地質株式会社
  • - 代表者:代表取締役社長 天野洋文
  • - 設立:1957年(昭和32年)5月2日
  • - 資本金:161億7,460万円
  • - 所在地:東京都千代田区神田美土代町7番地
  • - 事業内容:地盤の調査から設計・施工監理、自然災害リスクの調査、環境保全業務など
  • - URLwww.oyo.co.jp


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会社情報

会社名
応用地質株式会社
住所
東京都千代田区神田美土代町7番地
電話番号
03-5577-4501

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