鎌倉新書、鹿屋市と共に進める「終活」支援事業の展開
株式会社鎌倉新書は、2025年10月24日、鹿児島県の鹿屋市との間で「終活に係る業務の支援に関する協定」を締結しました。この協定は、高齢化が進む日本において、住民が安心して暮らせる社会を実現するための取り組みです。具体的には、終活の啓発活動や専用相談ダイヤルの設置などが含まれ、地域に根ざした課題解決を目指しています。
終活とは何か
「終活」は、人生の終わりを見据えて行う活動のことです。その内容は、葬儀や供養の準備、遺言書の作成、相続問題など多岐にわたります。高齢者が増加する超高齢社会において、こうした「終活」に対するニーズはますます高まっています。しかし、終活に関する情報はまだまだ不足しているのが現状です。
協定締結の背景
鎌倉新書は1984年の創業以来、終活をテーマにした事業を展開し、インターネットや出版を通じて情報提供を行ってきました。地方自治体では、介護や葬祭に関する相談は行われていますが、相続やお墓に関する相談が不足している現状を受けて、2021年には官民協働の事業を開始。
特に、終活支援冊子「終活べんり帳」の配布を行い、地域住民が必要な情報にアクセスできるようにしています。この度、鹿屋市は「終活べんり帳」に注目し、同冊子を導入する運びとなりました。
取組みに関する具体的な内容
協定のもとで、以下の取り組みが行われる予定です:
- - 情報発信: 住民向けに終活に関する知識を広めるプログラムが実施されます。
- - 啓発活動: 職員に対する終活の理解を深める研修や講座が行われる予定です。
- - 相談窓口: 住民からの相談に応じる専用ダイヤルを設置します。連絡先は0800-222-5349です。
- - 冊子の提供: 「終活べんり帳」や「私の想いノート」の制作、印刷、配布などが行われます。これらは2026年1月から市役所などで配布予定です。
住民の皆様へのサービス
協定に基づき、鹿屋市では市民の皆様への終活関連情報の提供に力を入れます。具体的には、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、地域共生社会の実現に向けた取り組みが進められます。これにより、終活に関する知識が広まり、地域内での安心感が高まることが期待されています。
鎌倉新書の取り組みの意義
鎌倉新書は、「終活」支援を通じて地域課題の解決に寄与していきます。終活に取り組むことで、住民やそのご家族が困ることなく暮らすことができるだけではなく、孤独死や空き家問題の解決にもつながると考えています。このような地域づくりに向けた取り組みは、今後ますます重要性を増していくでしょう。
今後も、鎌倉新書では多くの自治体と連携し、終活支援の普及に努めてまいります。
提携自治体の募集
鎌倉新書は、さらなる提携自治体を募集しています。興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
【株式会社鎌倉新書 官民協働事業部】
電話番号:03-6866-0885
問合せフォーム:
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鎌倉新書は、高齢社会を見据えた終活支援を通じて、より明るい未来をつくる手助けをしていきます。