BRP社の新CEO、デニス・ル・ヴォが経営の舵を取る

BRP社の新社長兼CEO、デニス・ル・ヴォ氏の就任

2026年2月1日、BRP社は新たにデニス・ル・ヴォ（Denis Le Vot）氏を社長兼CEOとして迎えることを発表しました。ル・ヴォ氏は多彩な経歴を持ち、これまでの経験を基にBRPの新たな章を切り開くことを期待されています。

デニス・ル・ヴォ氏の経歴

ル・ヴォ氏はエコール・デ・ミンヌ・ド・パリで学んだ後、1990年にルノー・グループに入社しました。以降、彼はマーケティング、営業、アフターセールス、オペレーション、サプライチェーンといった様々な部門での実績を積み上げてきました。

特に、ロシアでのルノーブランドの責任者を6年間務めた経験は、彼の国際的な視野を広げ、ユーラシア地域の統括SVPとしての地位を確立しました。その後、日産社の北米における会長としても重要な役割を果たしました。

2021年からは、ダチア社のエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CEOとしても其の経験を活かして活躍してきました。ル・ヴォ氏は多様な市場における戦略的な思考と実行力を兼ね備えており、BRP社にとって非常に価値のあるリーダーシップを提供することでしょう。

BRP社のビジョン

今回の任命に際し、ル・ヴォ氏は取締役会からの信頼に感謝しつつ、BRP社が持つ業界での位置づけをさらに強化すると表明しています。彼は「卓越した技術力と大胆なデザインビジョン」に基づいた製品群のさらなる発展を目指し、顧客とディーラーの体験を向上させたいという願望を示しました。

BRP社は、パーソナルウォータークラフトで知られる『Sea-Doo』やスノーモービル『Ski-Doo』、3輪モーターサイクル『Can-Am Spyder/Ryker』、オフロードビークル『Can-Am ATV/SSV』など、広範なレクリエーション製品を提供しており、業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。

今後の成長へ向けて

BRP社は特に環境に配慮した「責任ある成長」を企業理念に掲げ、既存のプロダクトラインにおける電動モデルの開発を進めています。デニス・ル・ヴォ氏の就任により、BRPは新たなイノベーションを推進し、次世代の市場への進出を加速させることでしょう。

今後も、カナダのケベック州を拠点に、130カ国以上で事業を展開するBRP社の歩みに期待が高まります。約16,500人の熱意ある人材が支える同社の成長ストーリーは、業界全体にポジティブな影響を与えることでしょう。

興味がある方はぜひ、BRP社の公式ウェブサイトを訪れてみてください。

会社情報