新たな業界基準!ep120軒ゼロの登場
2025年7月1日、日本住環境株式会社が新たに発売する「ep120軒ゼロ」は、業界初の120分準耐火軒裏換気部材として注目されています。この新製品の登場は、特に中大規模木造建築の推進において重要な意味を持ちます。
脱炭素社会への対応
現在、世界中で「脱炭素」や「カーボンニュートラル」といった課題に取り組む動きが加速しています。このような社会的背景の中、木造での建設が求められており、特に共同住宅やオフィスビルでの「中大規模木造建築」が増加しています。これに関連して、2019年には建築基準法が改正され、木造建築の準耐火構造が広がりました。しかし、今のところ90分以上の準耐火構造を取得した軒裏換気材は存在していませんでした。
「ep120軒ゼロ」の特長
今回の「ep120軒ゼロ」は、120分という新しい準耐火の基準をクリアしたことにより、これまで解決できなかった小屋裏換気を実現しました。木材は長期間水分にさらされることでカビや腐朽菌の影響を受けやすく、建物の耐久性を保つためには、雨水の侵入を防ぎつつ湿気を外に排出することが不可欠です。この小屋裏換気を行うための部材として、同製品は最適です。
「ep120軒ゼロ」は、高い防水性能と通気性能を持ち、これまでの製品群から培った技術を活かした製品です。そして、そのデザインもシンプルで美しいブラック仕上げが印象的です。
製品仕様
- - 製品名: ep120軒ゼロ
- - 品番: V-EP120Z-BK
- - 材質: ガルバリウム鋼板(0.35mm厚)、ポリプロピレンなど
- - 規格寸法: 厚さ66mm × 幅79mm × 長さ912mm
- - 認定番号: QF120RS-0449
- - 有効開口面積: 117cm²/本(128cm²/m)
- - 価格: 47,000円(税別)
また、2本入りのケースで提供されており、取り付けには専用のビスも付属しています。このように、設計面でも利便性が考慮されています。
日常に役立つ製品
日本住環境株式会社は、創業以来40年以上にわたり、省エネ住宅用資材のリーディングカンパニーとして成長してきました。彼らは「躯体換気部材」「気密部材」「室内換気」「防水部材」などの開発・製造・販売を行い、地域環境に適した製品提供を目指しています。この「ep120軒ゼロ」を通じて、快適で安全な住環境作りが更に進むことでしょう。
まとめ
「ep120軒ゼロ」の発売は、業界にとって新しい一歩を踏み出す出来事です。今後の木造建築の品質向上に寄与することでしょう。新しい技術がもたらす安心感と快適さ。ぜひ、今後の展開に注目していきたいですね。