新たな合弁会社『メトレック株式会社』の設立
2024年8月1日、株式会社タケエイ、エムエル商事株式会社、リバー株式会社の三社が合弁会社『メトレック株式会社』を設立しました。これは、現代の課題である資源循環と環境保全の未来を切り開くための重要なステップです。特に、サーキュラーエコノミーの推進を目的としており、これに伴い先進的な事業スキームの構築が期待されています。
1. 設立の背景と目的
メトレックの設立は、2022年11月にTREホールディングス株式会社とみずほリース株式会社がサーキュラーエコノミーに関する基本合意を交わしたことから始まりました。この合意のもと、2023年8月には両者が資本参加を通じて協力体制を強化しました。これにより、循環型社会や脱炭素社会の実現に向けた共通の目標が明確になり、持続可能なビジネスモデルが形成されることが見込まれています。
特に企業の施設統廃合が急務となる中、メトレックは環境基準に適合した形での適切な対応を提供し、建設業界の担い手不足問題にも目を向けています。これにより、資源循環や環境保全を重視した経営判断が促進されるでしょう。
2. 具体的な事業内容
メトレックでは、みずほが有する動脈企業へのネットワークと、TREグループの持つ専門的な能力やリソースを通じて、取引先企業の廃棄物や資源循環に関するさまざまな課題に対処します。具体的には、工場や施設の統廃合に伴い発生する環境対策や設備撤去、構造物解体、再資源化、廃棄物処理に至るまで、一貫してワンストップでの提案と実行を行います。
エムエル商事は1972年創業で、みずほリースの完全子会社として、遊休設備や中古設備の買取、査定などを手掛けてきました。一方、リバーは1904年から金属スクラップや廃棄物のリサイクルを行っており、これにより持続可能な社会の実現を目指しています。
3. メトレックのしめくくり
社名『メトレック』は、Material(資源)、Environment(環境)、Traceability(追跡可能性)、Recycle(再資源化)、Energy(エネルギー)、Circularity(循環性)の頭文字を取ったもので、これにより両グループの環境保全や資源循環に対する強い想いを表現しています。これからの資源循環型社会の実現に向けて、メトレックが果たす役割は大きいでしょう。
4. 会社概要
- - 商号: メトレック株式会社 (METREC Co., Ltd.)
- - 本店所在地: 東京都港区芝公園二丁目4番1号 A-2階
- - 事業内容: 設備機器や構造物撤去、環境対策、再資源化、廃棄物処理の提案・実行
- - 資本金: 300百万円 (タケエイ 36.6%、エムエル商事 33.4%、リバー 30.0%)
- - 代表者: 小池陽二
- - 設立日: 2024年8月1日
メトレックが持続可能な未来を信じて、一歩を踏み出したその瞬間を見逃せません。