2025年3月2日(日)、羽田エアポートガーデンで『世界を旅する茶室』とタイトルされた特別イベントが開催されます。このイベントでは、国際的に活動している茶道家・保科眞智子氏と、宮大工棟梁である市川晶麻氏が協力して創り出した組み立て式の茶室である「モバイル茶室」が披露されます。
モバイル茶室とは?
「モバイル茶室」は、わずか1時間で組み立てることができるサステナブルな茶室です。このプロジェクトは、宮大工の技術を活かし、茶の湯の文化を広めたいという目的から生まれました。2019年のパリ国際展示会での発表以来、多くの人々に感動を与えてきました。茶室の設計は、次のような3つの主な目的を持っています。
1.
宮大工の技術の継承:次世代の職人を育てるための取り組み。
2.
森林保護:使用される日本の木材を通じて、環境保護への意識を高める。
3.
文化発信:国内外での日本文化の体験を通じて、伝統と革新を融合させる。
イベント詳細
この特別なイベントは、羽田エアポートガーデンのグランドホワイエで行われ、観覧は無料で、10:00から茶室の組み立てが始まります。11:00からは保科氏によるバイリンガル茶道体験が行われ、参加者は伝統的なお茶を楽しむことができます。ただしプレミアム席は満席のため、一般の観覧席は3,000円で参加可能です。この体験は毎回特定の人数に制限されており、登録によって先着順に案内されます。
記録のため、撮影が行われる場合があるため、参加者はそれに同意しての参加をお願いします。
茶道家 保科眞智子氏について
保科氏は伝統的な茶道を世界に広めるために活動している茶道家で、多くのインターナショナルなプロジェクトにも携わっています。彼女はオーストリアのロースドルフ城での古伊万里再生プロジェクトに参加しており、国内外での日本文化の魅力を広める活動を続けています。彼女の公式ウェブサイトもあり、さらに多くの情報があります。
宮大工と文化継承
市川晶麻氏が代表を務める花升木工社寺建築は、日本の宮大工技術を守る重要な企業です。社寺や文化財の修復を行いながら、次の世代の職人を育成するための取り組みを行っています。彼らは宮大工の技術を日々実践し、世界中から多くの観光客や職人志望の若者が訪れています。
日本の文化発信の拠点としての羽田エアポートガーデン
羽田エアポートガーデンは、国内外の観光客に向けて日本の文化を紹介する場としての役割を果たしています。イベント開催の目的は、訪れる人に日本の伝統文化を体験してもらうこと。多彩なイベントやワークショップを通じて、日本の魅力を発信し続けています。
この機会をお見逃しなく、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。日本の文化に触れる素晴らしい機会が、あなたを待っています!